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2024.02.16

【2月室内装飾】節分

 

今週は2月の室内装飾“節分”について紹介します。

 

節分とは、本来は季節の分かれ目である「立春、立夏、立秋、立冬」の前日のこと。年に4回ありますが、節分といえば立春の前日を指すようになりました。昔は「季節の変わり目には邪気が入りやすい」と考えられ、年の変わり目(昔は春が1年の始まりだった)でもある立春前日の節分に、邪気の象徴である鬼を追い払う行事が定着しました。

 大豆…大豆には穀霊が宿るとされていました。そして、「豆を炒る」ことが「魔目を射る」に通じて「魔滅(まめ)」となるため、煎った大豆(福豆)を使って鬼を払うのです。

 柊鰯…臭いものや尖ったものには魔よけの効果があるとされていて、節分の場合は、焼いた鰯の頭を柊の小枝に刺して作ります。

 

玄関には【大豆・鰯】を飾りました。

 

ほし組では大豆と鰯を見ると「おー!」と声を出し、興味を示す姿がありました。実際に近くに置いて観察したり手に取って感触を確かめる様子が見られました。「2月は節分があるね」「鬼に豆を投げて追い払うんだよ」と行事について丁寧に伝えていきました。また、鰯を観察する中で顔があることに気付きじっと見つめる姿があり、「お魚にお顔があったね、目が見えるね」と気付きに共感し代弁したり「いい匂いがするね」と五感で感じながら関心が高まるよう関わっていきました。

 

つき組では大豆や鰯に興味を示し、積極的に触れて感触を確かめたり観察をする姿が見られました。子どもたちの興味が深まったり、更に発見できるよう「どんな匂いがするかな」「お豆の硬さはどうかな」と子どもの五感に問いかけるように尋ねながら一緒に観察を楽しみました。子どもたちは「お魚!(の匂いがする)」、大豆に触れ「硬い!」と感じたことを言葉にして表現する様子がありました。子どもたちが感じたことを丁寧に受け止め共感していきました。また、大豆や鰯に触れる中で子どもたちが日本の伝統文化や行事について知り興味や親しみを感じられるよう、分かり易い言葉で節分についても伝え関わっていきました。子どもたちは気になる単語や言葉を繰り返したり、豆まきについて話すと「私もする!」と伝えるような姿がありました。今後も子どもたちの興味に触れながら日本の伝統文化や行事を伝えていきます。

 

そら組では玄関に飾られてる装飾に気が付くと「これ何?」「見てみたい!」と興味を示し保育者に伝える姿がありました。器から鰯や大豆を手に取り、感触や匂いを確かめていく中で「いい匂いがするよ」「こっちは何の匂い?」等、子ども同士で感じたことや気になる様子を言葉にしていました。節分や豆まきについて伝えると家庭の中でも節分について話を聞いたり豆まきをしたことがある子もおり、「このお豆投げるの?」と尋ねる姿もありました。子どもたちの興味や経験に寄り添いながら応答し、行事や日本文化への関心を深めていきました。