ENVIRONMENT

当園の保育方針【保育の環境】

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5つのカテゴリー

子どものあそびは、実験・研究そのものです。
子どもは生活とあそびの中で身近な物に興味を持ち、その特性や性質を知り感性を豊かにしていくとともに、
生活に必要なスキルや人との関わり方を獲得していきます。
子どもがあそぶ環境は、五感を使い十分に試行錯誤ができるものでなくてはなりません。
私たちの保育園では、そんな子どもの育ちを保障するために5つのカテゴリーのあそびを設定し保育をしています。

あそびの中で生きていくためのスキルを学ぶ

せいかつあそび

使用する食材は抽象的なもので、調理器具は大人が実際に料理に使う本物を設置しています。
子どもの生活経験やイメージしたものをより再現しやすくすることで、あそびの中で生きていくためのスキルを学んでいきます。

子どもと保育者との関わりの時間

絵本

名作に触れ美しい絵や物語を楽しんでいます。絵本は子どもたちを集め、一斉に読み聞かせをするものではなく、子どもと保育者との一対一の関わりやじっくりと物語や絵を楽しむものとして設置しています。
絵本を通して保育者とやりとりを重ねる中で、言葉の獲得や文字への興味へつなげています。

自ら考え、自ら学ぶ

構成あそび(積み木)

重力のみを感じ、自分が思い描くものを試行錯誤しながら作り上げていきます。
製作途中の作品は子どもが満足するまで、そのままの状態を保ちあそびを保障しています。
あそびの中で、丈夫な建物の構成などを自分たちで考え学んでいきます。

「考えて」あそぶ環境

その他のあそび(廃材製作・虫の観察・子どもの興味や発達に合わせた内容)

玩具に遊び方を指示されるのでなく、自分で考えてあそぶ環境を整えています。
自ら調べ、じっくり観察し、何度も繰り返し試す過程を大切に、各クラス子どもの発達や興味に合わせた環境を考えていきます。

自分であそびをつくり出し
感性を豊かにする

戸外あそび

日本の四季を感じ、様々な素材や自然現象に触れながら五感を使い試行錯誤をしながらあそびます。
ただ「泥んこになってあそぶこと」が子どもを育てるのではなく既製品のない環境で『自分で考えてあそぶこと』が子どもを育てていくのです。大人や玩具に指示や誘導をされ与えられたあそびではなく、自分で考えて学び獲得したことこそが本当に子どもの中に残る力となります。

保育者という環境

子どもは優れた環境だけを整えても育ちません。
愛着形成ができた大人との関りを通して、はじめて自然や道具と出会っていくのです。
子どもたちがやってみたいこと、不思議に思ったことを十分に試し、積極的に実験・研究ができるようそばで見守り、
保育者が環境の一部となり保育を行っています。