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園の特色

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一人一人への保育

保育園は集団生活の場ですが、私たち保育者は「集団の一人の子ども」ではなく「一人一人の子ども」に関っています。
だからこそ「皆一緒」の関りなんてありません。一人一人の子どもの個性を理解し、
愛着形成を築き「この人と一緒にいたい」と思い合い共に過ごすことが、私たちの保育です。

「やってみたい」「もっと知りたい」

行事の考え方

保育園で過ごす時間はすべて子どものものです。行事で大人を感動させるために、子どもの大切な時間を使い成果を求め練習をさせることは、子どもの貴重な育ちの機会を奪ってしまうことにもなりかねません。
子どもは生活とあそびの中で様々なことを学んでいきます。私たち大人は「やらせる」のではなく子ども自身が「やってみたい」「もっと知りたい」と思える環境を整え関わることが大切なのです。

食事の大切さ、楽しさ

食事

食事は子どもの生理的欲求を満たし、これから大人になっていく子どもたちの食の土台とを作る大切な時間です。
生きていく上で大切な食の土台は「完食すること」ではありません。自分の体に必要なものを必要な分だけ食べること、すなわち「食を営む力」となります。
保育園でおいしい給食を愛着形成担当者に見守られながら食べる中で、食事の大切さや楽しさを学んでいきます。
保育園では食材はもちろん、子どもたちがおいしいと感じるための食器・食具および保育者の関りも含めた環境にまでこだわっています。

文化や自然に親しむ

月の装飾

子どもが過ごす保育室に、保育者が画用紙等を用いて作成する室内装飾は行いません。
月に1度その時期に合わせて、季節の草花や日本の伝統文化にまつわるものを設定し、子ども自身が見て・触れて・匂いを嗅いで・様々な文化や自然などに親しみながら、感覚を豊かにし生命の尊さに気づき、いたわったり大切にしたりする心が育つことをねらいとしています。
各保育園が子どもたちの姿に合わせて行っているため、内容は様々となっています。

愛着形成

手作りの抱き人形「赤ちゃん」

0.1.2歳児クラスの子どもたち一人一人に保育者が手作りした「赤ちゃん」を設定しています。この赤ちゃんは子どもたちが「自分と第三者との間に信頼関係を築く」という行為の土台となります。
子どもたちは日々、自分の欲求や思いを保育者に受け止めてられ、あたたかい声かけや関りの中で相手を信頼し情緒が安定していきます。
そして徐々に、愛着形成ができた保育者が自分にしていることを模倣しようと、自分の「赤ちゃん」に関っていくようになるのです。
小さな時からあそびの中で、人間関係の土台を育んでいます。

あそびの森

3歳児以上クラスでは、日常的に行う幼児教育(あそびに没頭できる環境)として自然を活用し、遊べるフィールドを設定しています。そこには、既製品がなく自然物や道具を使い、自分たちがあそびをつくり出していきます。
始めは偶発的な出来事に対応をしていくだけですが、徐々に自分の頭の中で考えたことを形にするために、物の性質を理解し道具を使い、仲間と協力していくという試行錯誤を繰り返していきます。
またここで経験したことを保育園に持ち帰り、さらに調べたり話合う時間も大切にしています。大人に「与えられた教育」では得ることのできない本物の幼児教育の場として活用をしています。