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2023.12.27

12月室内装飾

 

今週は12月の室内装飾についてご紹介します。

今月は「冬至」をテーマにカボチャ・柚子・小豆・人参・桶を飾りました。

 

冬至は一年で最も日照時間が短くなる日です。冬至が決まった日ではないのは、太陽の位置によって決めているからだそうです。昔は生命の象徴である太陽の力が最も弱くなる日であることから「死に最も近い日」と考えられ、この厄(死)から逃れようと様々なことを取り入れました。

柚子湯

一説には「冬至」→「湯治」と「ゆず」→「「融通(ゆうずう)が聞く」と語呂合わせをし、当時に柚子湯に入れば「健康で過ごせる(元気なら融通が利く)」と無病息災の願いを込めたものだとされています。

また、病気や災害の元凶である「邪気」を払う意味合いもあり、香りの強い柚子をお風呂に入れることで「邪気払い」をしているとも言われています。

 

冬至の食べ物

カボチャ(南瓜なんきん)、うどん、レンコン、寒天、人参、銀杏等「ん」のつく食べ物は運が舞い込んでくるとされていて、これらは「ん」が2つ以上付くことから沢山運が舞い込んでくると考えられたそうです。

 

保育園では行事食として「ご飯・鶏肉の幽庵焼き・カボチャのいとこ煮・けんちん汁」が提供されました。

 

ほし組

0歳児にとってはかぼちゃは大きくて重い様子でしたが、両手で掴んで持ち上げる姿があり、持ち上がると嬉しそうな表情が見られました。

    

 

保育者が匂いについて声掛けを行うと香りに気付く子どもたち。ゆず特有のかおりに驚いた様子で一度離れ、別の保育者の元に向かいますが、香りが気になる様子で再び向かい、鼻を近づける姿もありましたよ。

   

 

じっくりと柚子に触れ、表面の感触を確かめたり、指先を使って皮をむいてみようとする姿があり、繊維や種を指先で取って見たり果肉の感触を掌全体で感じている様子で3.40分程じっくり触る子もいましたよ。

 

つき組

装飾品に触れる中で「かたい」「小さい」等感じたことを言葉にする姿がありました。

 

偶然机に小豆が落ちるとカランと高い音が鳴ったことに気付き、何度も机に落として見たり量を増やしてみたりと音に興味を持っている様でした。

 

柚子湯を用意すると桶に手を入れて「あったかいね」「きもちいいね」と子ども同士でやりとりをしたり、柚子をお湯に入れることで柚子の香りが広がり、柚子に顔を近づけなくても香りに気付く姿がありましたよ。

 

また、家庭でみかんの皮をむいているからか、見た目が似ている柚子の皮をむいてみようとしますが、皮が硬く難しそうにしていました。保育者に援助をしてもらうとむきやすくなり、沢山皮をむいていました。また、種が出てくると何個あるのか数える姿もありました。

  

 

そら組

そら組の子どもたちも柚子とカボチャを持ち上げて重さを比べて「軽い」「重い」と驚いた表情や持てた嬉しさをを見せていました。

柚子を嗅ぎながら「いい匂い」と香りを楽しみながら「食べてみたい」と食にも興味を示していました。

冬至の絵本を読んでいたり、保育者の話を聞いたりする中で柚子湯を「やってみたい」という声があったので柚子湯を用意すると絵本のワンシーンを思い出し「風邪バイバイになった?」と聞いてくる姿もありました。

 

お湯に入れた柚子が柔らかくなったことに気付き、皮をむく姿がありました。