2023.12.28
12月の装飾
12月の装飾は、『冬至』をテーマにゆず、れんこん、小豆を飾りました。
冬至とは24節気の1つで、1年で最も夜が長く、昼が短くなる日。
今年は12月22日でした。
当日は、各クラスで装飾物を観察したり、実際に触れてみたりしながら行事に親しみました。
ほし組さんでは、保育者と一緒にゆずとれんこんに触れてみました。
最初は恐る恐るでしたが、信頼する大人が持っている様子を見て、手を伸ばす姿が見られましたよ。
「みかん!」と言ってゆずを食べようとするお子さんもいて、大変微笑ましかったです。
つき組さんとそら組さんでは、小豆にも触れてみました。
指先を器用に使ってつまんだり、別の容器に移し替えてマラカスのように振って音を楽しむ子もいましたよ。
また、れんこんの穴に小豆を一粒ずつ入れてみる子もいて、自由な発想に思わず頬が緩んでしまいました。
そして、ゆずと言えば?ゆず湯を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
タライにお湯を入れ、ゆずを浮かべて手湯にも浸かってみました!
初めはぷかぷかとゆずが浮かぶ様子を観察していた子ども達でしたが、半分に切ってみたり、皮をむいてみたりすると、少しずつ積極的にゆず湯に手を伸ばし始めました。
手の匂いを嗅いで、「いい匂い!」と目を輝かせる姿もありましたよ。
また、皮の内側を触って「なんかぬるぬるする」と感触を口にしたり、実を割るとたくさん種が出てくることに驚いたりと、それぞれ様々な発見があったようです。
そもそも、冬至にゆず湯に入るのはなぜなのでしょうか?
昔は香りの強いものには邪気を寄せ付けない力があると考えられており、冬が旬で強い香りを放つゆずをお湯に浮かべるようになったのだそうです。
それだけではなく、ゆず湯には血行促進や風邪予防、リラックス効果など様々な効能が期待されています。
冬至に限らず、冬の寒い時期はゆず湯に浸かって体を温めるのもいいかもしれませんね。
(ゆずは刺激の強い果物なので、肌の弱い方は数を少なくしたり、切らずに丸ごと浮かべたり、桶の中で香りを楽しむのもおすすめです)
最後に、この日のお給食とおやつは行事食のメニューでした。
「ん」のつく食材がふんだんに含まれています。
「運盛り」といって、昔から「ん」の付く食べ物(かぼちゃ(なんきん)、れんこん、にんじん、うどん等)は縁起がいいとされています。
冬至は最初にお伝えした通り、一年で昼が最も短い日。
つまり、冬至を過ぎると昼が少しずつ伸びていきます。
昼の時間が伸びるとともに運気も上昇していくよう、運盛りによって運を呼び込もうとしたのだそうです。
食事をしながら、クラスでは冬至のお話や「ん」のつく食べ物探しをして盛り上がりましたよ。
最後になりましたが、本年もわこうっちリトルスター保育園の運営に沢山のご理解とご協力を頂きまして、ありがとうございました。
来年も、引き続き子ども達が安心して過ごすことのできる保育を行ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
皆様、良いお年をお迎えください。