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2024.10.23

10月室内装飾「十三夜」

10月(神無月)の装飾

~十三夜~

すすき 月見団子 

お供え物(栗・大豆・蓮根・さつま芋・柿)

 

 

お月見というと十五夜(中秋の名月)の方が馴染みがあるかもしれませんが、十三夜も十五夜の次に美しい月とされ古くから愛でられてきました。

十五夜にお月見をするのは中国から伝わった風習ですが、十三夜は日本で広まった独自の風習です。少し欠けている月の美しさを愛でる、日本独特の美意識を感じる伝統行事です。十五夜が「芋名月」と言われるのに対し、十三夜は「栗名月」「豆名月」とも言われています。

十五夜には15個のお団子をお供えしますが、十三夜では13個のお団子をお供えし、収穫への感謝と豊作祈願をします。2024年の十三夜は10月15日です。

 

 

室内装飾に気づくと「何これ!?」と駆け寄るつき組さん。よく見ると毎日の野菜の配達で見ている野菜であることに気づき「おいも!」「れんこんだ!」と言葉にします。柿の匂いを嗅いで「いい匂い」と呟く子もいました。中には、枝豆を床に並べる子もいて、子ども達なりに野菜を研究しているようでした。

そら組さんは野菜を持ち上げて、重さに驚く姿がありました。「れんこん穴空いてる!」「どれどれ?」と、気づいたことを言葉にし、それを聞いたお友だちが興味を持つ姿もみられました。

おだんごが積み重なっていることが珍しいようで「マシュマロみたい。フワフワで美味しそう!」と、味を想像して話をしていました。

 

夕方、そら組さんにお願いして、お月様が1番良く見えるつき組側の縁側にお供え物を供えてもらいました。。

皆でおだんごを崩さないようにゆっくり運んだり、「よいしょ!よいしょ!」と野菜をお友だちと一緒に協力して運ぶ姿が印象的でした。

その日の夕方は雲が多く、お月様が見つけられなそうな空だったので「お月様どこだ??」と探し回る子がいたり、「雲さんどいてー!!お月様が泣いちゃう!!」と大好きな絵本のシーンを思い出し、空に向って言う姿が見られたりと、十三夜の室内装飾に触れるだけでなく、それぞれの子が実際に経験し、感じることがあった十三夜になったようです。

 

お迎えの時に、暗くなった園庭で嬉しそうな笑顔でお家の方と一緒にお供え物を眺めていく姿も見られました。子どもたちにとっては素敵な経験になったことと思います。

室内装飾は毎月行っています。ぜひ、お子さんと楽しんで下さいね。