NEWS

お知らせ

View More

2023.12.16

排泄について

今週は、各クラスの排泄の様子をお伝えいたします。

 

保護者の方にもお伝えさせていただいていますが、0歳児の頃からの“不快を快にする”ことの積み重ねが、排泄の自立へと繋がっていきます。

おむつが濡れる度に新しいものと交換していくことで、子どもたちは常に“快”=気持ちの良い状態で過ごすことができ、次第におむつが濡れている状態に気持ち悪さを感じるようになります。そして、早い段階から出たことや出そうという感覚を知らせる姿へと繋がっていきます。

 

園では、子どもたちが清潔な心地よさを“快”、気持ち悪さを“不快”と感じられるよう、傍にいる大人がおむつが濡れていることにすぐに気づき、一緒に不快を快にしていくことを大切にしています。

 

 

各クラス、入園・進級当初から保育室におまるを設置しています。

初めて目にした子どもたちは、押したり引っ張ったりしてどんな物なのかを確かめる姿もありましたが、使い方を知っている友達の姿を遊びの中で模倣したり、おむつ替えの度に保育者と座ったりしていく中で、少しずつ排泄に使うものという認識を持つようになりました。

 

 

ほし組では、オマルへの興味が増してズボンを指差したり、脱いだり、おまるやトイレ(ドア)に向かったりして座りたい・排泄をしたい思いを表しています。

毎日座っていく中で、タイミングが合いおまるやトイレで排尿する姿も出てきました。

 

 

慣れない排尿の感覚に驚いたような表情になったり、出た喜びを拍手で表現したりと様々な姿が見られていますよ。「おしっこが出たね」「すっきりしたね」と言葉にして排尿する感覚とはどのようなものなのかを知れるよう関わっています。

 

つき組では、子どもたちの排尿感覚に合わせておまるやトイレへと誘っています。特に午睡明けは尿が溜まっていてしっかりと出ることが多くなりました。

 

 

時には遊びに夢中で気分が乗らないこともありますが、子どもたちの気持ちを受け止めて誘う時間をずらしたり、おまるとトイレどちらで排尿するかを選べるようにすることで、楽しい雰囲気の中排泄やおむつ替えを行うことを大切にしています。

 

そら組では、排尿感覚が安定し自ら尿意や便意を伝える姿が増えているため、おまるよりもトイレを主に使っています。

遊びに集中する時間も伸びているため、一人ひとりの間隔を把握しつつ、遊びの妨げにならないようタイミングに配慮しながらトイレへ誘っています。

「出なそう」と感覚を伝える子どもたちの姿には「まだお腹に溜まっていなかったんだね」「溜まったら教えてね」等、尿意を感じられるようになった姿を受け止め、寄り添った言葉を掛けています。

膀胱に溜められる時間が伸び、日中だけでなく午睡中もパンツで寝ている姿もありますよ。

 

 

トイレ環境は、大人でも行きたくなるような、清潔で明るく温かいといった環境を整えています。また、足が床に届かないと落ち着かず踏ん張ることも難しいため、踏み台を用意すると、足が着くことで集中して座るようになっています。

 

 

子どもたちが必要な機能を獲得し自然と排泄の自立に向かっていけるよう、ご家庭とも連携しながらパンツに移行する等、丁寧な関わりを続けていきたいと思います。