2024.04.18
室内装飾 穀雨
4月の室内装飾は24節気にある【穀雨】をテーマとして、アスパラガス・お茶の葉・お花を飾りました。今年の穀雨は4月19日~5月4日に時期になります。
アスパラガスは旬のお野菜、お茶の葉は八十八夜をはさむ穀雨は茶摘みの季節でもあるそうです。
穀雨は、「百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)」「雨降って百穀を潤す」ということばからきており、この時期になると柔らかく暖かな雨が降り、田畑を潤します。変化の多かった気候も安定し、種まきにもってこいの季節。恵みの雨が新芽を育ててくれます。また、穀雨は春の季語にもなっています。
又、春の雨には様々な呼び名があります。春時雨(はるしぐれ)降ったり止んだりする小雨を時雨といい、春の時雨をさします。花時雨(はなしぐれ)桜が咲いている時期に降る時雨。春雨(はるさめ)春にしとしと静かに降る雨。春驟雨(はるしゅうう)春に激しく降るにわか雨。菜種梅雨(なたねづゆ)菜の花が咲く時期の長雨。催花雨(さいかう)花の開花を促すように降る雨。
雨が降る日も多く、子ども達にとっていつも見ている景色も、雨の日にはまた違う景色になり気付きや発見に繋がりますね。
つき組ではアスパラガスとお茶の葉を触れました。お茶の葉ではジップロックに入れてシャカシャカ音がなるのに気付き、音が鳴った時に保育者に喃語で『あっ』と言葉にして、伝えてくれました。
アスパラガスは保育者が匂いを嗅ぐと同じように、鼻に近づけたり口をパクパクさせて動かす姿も見られましたよ。最近では花紙など素材が柔らかい物を破こうとする姿も見られ、試行錯誤を重ねながら破こうとする姿も見られます。
そら組ではアスパラガスを折って『折れた』や匂いを楽しむ姿も見られましたよ。お花も見ていて『可愛いね~』と言葉にする姿も見られたりお茶の葉ではパラパラして感触を確かめたり、香りを確かめていましたよ。
すり鉢を使ってお茶の葉や花を使い、水を入れて潰していく子ども達からは『色が変わった』『緑が沢山でてきた』など、言葉にする子も見られ最後に手のひらに乗せて『お団子みたい』と言葉にする姿も見られました。
直接子ども達が野菜などに触れていく機会を大人が作り、食への興味や好奇心に繋がればいいなと思います。