NEWS

お知らせ

View More

2024.04.26

食事について

 

今週は、保育園での食事の様子をお伝えしたいと思います。

 

 

『食事』は、子ども達が生涯健康に生きていく為に欠かせないものです。乳幼児期は食べることを楽しみながら、食の経験を積み重ねていくことで『食を営む力』を育んでいくことが重要と考えています。安心できる穏やかな雰囲気の中子ども達の”食べるの大好き!”が育っていくよう日々温かい関わりを行っています。

一口食べて保育者と目を合わせて笑顔が見られています。「おいしいね」と保育者も笑顔で共感しました。温かい関わりの中で空腹が満たされたり、「おいしいね」「甘いね」などの言葉を添えての関わりによって言語の獲得にも繋がったり、子どもの成長にとってとても大切な時間なのですね。

このような姿は、食事の時間だけではなく遊びの中でも見られています。おままごとコーナーでは「はあ~、おいし!」と食べる真似をしながら保育者と目を合わせ笑顔を浮かべる子ども達。「はあ〜!おいしいね」と保育者も本当に食べているかのように寄り添うと、その後もやり取りを楽しんでいましたよ。食事での経験を遊びの中に取り入れているのですね。

 

子ども達一人ひとりの歯の生え具合や、咀嚼や嚥下の発達の様子を見ながらその子にあった大きさや固さで提供し、自分で掴んだりつまんだりして手掴みの経験も十分に行っています。調理の先生にも毎日子ども達の食事の様子を見に来てもらっています。

 

様々な食べ物を見たり触れたり味わったりする中で『自分で食べたい』という意欲も大きく育っているようです。食具にも少しずつ興味が出てきたり、おわんに手を添えて汁物を飲もうとする姿も見られているので一人ひとりのペースを尊重しながら介助していきたいと思います。

 

この時期の子どもの発達では、味覚が広がり舌触りや触感などに違和感を感じたり、今まで食べていた物に手を伸ばさなくなったり、今まで食べなかったものをふと口に運んでみたりすることを繰り返しながら食べられる品目が増えていきます。味覚が広がる中で自分で食べたい物を選択しながら食べ進める姿を大切に見守り、楽しく食事ができる環境を整えていきたいと思っています。

 

私たちが生きていく為に必要な食事。子ども達が将来健康に生きていく為には『食べることが大好きになる』ことが大切ですね。ご家庭の様子をお聞きしながら一人ひとりに合わせて進めていけたらと思っています。5月の保護者会では実際に給食の展示もありますので是非ご覧ください。又、食事の中で困っていることなどありましたらいつでもお声掛け下さいね。