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2023.12.28

12月の室内装飾

今回は冬至に関する小豆、かぼちゃ、柚子の装飾をしました。

 

冬至は太陽の見えとる位置によって季節を区切る方法の二十四節気の一つで、北半球では一年で最も太陽の位置(角度)が低い日に当たります。そのため冬至は昼の長さが一番短くなるので「夜が一番長い日」という風にも言われたりします。また、冬至のことを「一陽来復(いちようらいふく)」と言うことがあります。その意味はいくつかありますが、冬至を境に日照時間が長くなって春に近づくことから「陰が極まって陽に転じる」「悪いことが終わって良いことが訪れる」という意味での区切りの日とする習慣もあったそうです。

冬至に食べる食材として定番なのが「かぼちゃ」。体の抵抗力を高めてくれるビタミンAが含まれる緑黄色野菜が不足しがちな冬、暖かい季節に収穫し長く保存できるかぼちゃは大切なビタミン源だったようです。大切な野菜を冬至に食べて体を労った風習と言えるかもしれませんね。

また、昔から中国では小豆の赤い色は厄除けや魔除けの色とされていました。冬至に小豆粥を食べるという中国の習慣が日本にも伝わり、「冬至の朝に小豆粥を食べると1年病気もせずに元気に過ごせる」という言い伝えが今でも残っている地域があるそうです。冬至の日に小豆粥を食べる地域もあれば、かぼちゃと小豆を一緒に煮た「いとこ煮」を食べる地域もあり、子どもたちも給食で食べました。

さらに冬至の日にゆず湯に入るという印象が強い方も多いかと思いますが、この時期に旬を迎える柚子は香りが強く邪気を払うと考えられていたため、禊として柚子風呂に入っていたそうです。そんな始まりから「冬至に柚子風呂に入ると一年中風邪を引かない」という言い伝えができたそうですよ。

 

子どもたちも柚子やかぼちゃを観察しました。重いかぼちゃを一生懸命運んでみたり、柚子のにおいから美味しそうに感じたような姿も見られました。図鑑と見比べて形や色をじっくりと見たり、小さな小豆を大切そうに持つ姿も見られましたよ。

 

 

 

今年は暖かい冬になっていますが、これから春に向かっていく季節の移り変わりを一緒に感じたり、寒さからも気づきがあったりすると思うので、楽しみながら過ごしていきたいと思います。

 

今年一年、あたたかく見守ってくださりありがとうございました。来年も子どもたちが安心して充実した日々を過ごせるよう努めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

よいお年をお迎えください。