2023.12.28
12月室内装飾【冬至】
12月の室内装飾は、冬至にちなんで“柚子湯”をイメージして飾りました。
冬至とは・・・1年で一番、太陽の出ている時間が短く、夜が長い日のことを言います。
冬至の風習である柚子湯は、江戸時代からあったようで、
1838(天保9)年に刊行された、江戸の年中行事を紹介する
『東都歳時記(とうとさいじき)』によると、
『冬至 今日銭湯風呂屋にて柚子湯を焚く』との記述があります。
「冬至」を「湯治」にかけ、「柚子」を「融通が利く」(=体が丈夫)にかけて、
お風呂屋さんが始めたとされています。
保育園では、各クラス柚子湯を行ったのでその様子をお伝えします。
【つき組(1歳児クラス)】
初めは柚子が入ったたらいを見て、不思議そうにしていましたが、
「柚子だよ」と伝えたり、以前から掲示していた柚子湯の写真と照らし合わせたりし、
興味を持ち手で触れていました。
「いい匂いがするね」と子どもたちに伝えると、鼻を近づけたり、柚子湯に手や足を入れて
楽しむ姿がありました。
【そら組(2歳児クラス)】
柚子湯をやることを知ると、「早くやりたい!」と興味津々な子どもたち。
ゆず湯につかると、「温かいね」と子どもたち同士で共感していました。
柚子を実際に手に取り、匂いを嗅いでみたり柚子を割って中身を出し
観察したりする姿がありました。
部屋中が柚子の匂いでいっぱいになると、「いい匂いする~」と遊びながらにっこりしていましたよ。
【にじ組(3歳児クラス)】
「いい匂いがする~!」と柚子の香りを楽しんでいたにじ組さん。
「みかんみたいな匂いがするね」「美味しいのかな?」と
友だちや保育者とやり取りをする姿もありましたよ。
【ひかり組(4歳児クラス)】
“柚子湯をしよう!”と、みんなで準備していたひかりぐみさん。
柚子を手に取ると「いい匂いがする」と、うっとりしていました。
皆で輪になって柚子湯につかると、柚子の中身が気になり、みんなで割ってみることに。
種が出てくると種がぬるぬるしていることに気がつき、鏡餅づくりでもち米を洗った事を思い出し、
ザルを使って洗い始めました。
綺麗になった種から芽が出てくるのを見たかったようで、
「お家で育ててみる!」と持ち帰る姿がありましたよ。
【ゆめ組(5歳児クラス)】
柚子湯の由来をクイズ形式で質問してみると、「あ!そうだった!」と
昨年行ったことを思い出す姿がありました。
柚子湯は、足湯だけではなく、手でも温かさや柚子の匂いを感じていました。
手足が柚子の香りでいっぱいになると、「いい匂いだね」と友だちや保育者に共有していましたよ。
今後も子どもたちと本物に触れる中で、日本の行事や風習に興味関心を深められるようにしていきます。
今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
良い年をお迎えください!