季節の作物に触れる【秋】

2023.10.11

9月の室内装飾として玄関に展示していた『この時期の作物　さつま芋、里芋、栗』を子ども達が実際に触れられるよう、部屋に運びました。

実物を目の前にして興味や関心を持ちながらも触るのはちょっと・・・とドキドキしていましたが、保育士が触っている姿を見て、「（栗）つるつるしているね」「かたいね」などの言葉を聞きながら、信頼できる保育士のもとで「触ってみようかな・・」「触ってみたいな・・」という気持ちが次第に芽生え手を伸ばしました。実際触ってみると・・・「！！！」何かを感じた表情を見せて夢中になって観察が始まります。

別の日・・まだ触ったことのない子ども達に触れられる機会を作る為、再び部屋に運びました。すると遊んでいた子ども達はすぐに展示物の存在に気が付き「なに？なに～？」と好奇心を持って集まります。栗を手に取ると表面のつるつるとざらざらを手の平で感じてみたり、栗と栗を打ち付けて音を鳴らしてみたり・・子ども達は自由に思い思いに試します。触感や聴覚、嗅覚など・・五感をふんだんに使って何かを感じ発見する度に目をきらきら輝かせながら、一生懸命保育士に伝えようとします。子ども達の感性は豊かで素晴らしいものです。大人が真似したくても到底叶いませんが、私たち保育士は子ども達の感性が豊かに育まれるような言葉掛けや表現をすることを大切にしています。子どもの気づきに対して大人からどんな言葉を掛けられたら嬉しいかな？と考えます。私たち大人の寄り添った言葉掛けや大人も一緒になって楽しむことが、子ども達のもっともっとやってみたい！と思う気持ちや意欲を持って研究や実験に励む力に繋がります。