2024.10.04
着脱について
今週は着脱についてお伝えします。
日々、探索を夢中で行うなかで保護者の方や保育者が毎日触っているロッカーのカゴに興味を持ち、着替え袋の衣服やオムツなどを出して楽しんだり、大人と一緒に着替えを行い、清潔になる心地よさについて共有していったりすることで、自分で衣服の着脱を行うことへの関心が高まっていきます。
衣服の出し入れを繰り返し行っていたほし組では、保育者と一緒に着替えを毎日行うなかで衣服は着るものということに気付き、ズボンに足を通してみようと自分の足を支えながら入れてみたり、どうして入らないのかと覗いたりする姿が見られるようになってきました。
自分でという思いを受け止めて衣服を広げて置き、やってみたいという姿を見守るようにしています。さり気なく介助をしたり、「たっちしたら履けるかもよ」とどうしたらズボンが履けるのかヒントを伝えたりしていくことで、”シャツが脱げた””足が入った”と満面の笑みで喜びを伝えてくれる子どもたちです。
つき組やそら組になると、これまでの積み重ねから汗や水で濡れたり汚れたりした不快感に気付き、自ら着替えに向かう姿が見られるようになります。
自分で袖を掴んで引っ張れるように持ちやすい場所を伝えたり、介助を行う際も自分で腕を引き抜けるよう袖を摘まみ一緒に行ったりしています。『じぶんでしてみたい』という思いがより強くなっていくため、子どもたちの思いを満たしていくことのできるように関わることを大切にしています。脱いだ服を畳んでみようとする姿もそら組では見られるようになっていますよ。
子どもたちが自分で着脱をした後は、おむつがズレてしまっていないかやボタンが止まっているかなどを保育者も一緒に確認をしていくことで、衣服を正しく着ていることが『快』であると気付いていくことのできるように関わっています。
また、着る服にもこだわる姿が見られるようになるため、「どれにする」と一人ひとりとやりとりをしながら一緒に選んでいくようにしています。
子どもたちの意欲や『できた』という自信、今日は甘えたいからやってほしいといった様々な思いを受け止めながら、生活に必要なスキルを身に付けられるように関わっていきたいと思います。