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2024.04.19

4月 室内装飾

今月の室内装飾では、季節の野菜である『タケノコ・新たまねぎ・さやえんどう』とあそびの森に咲いていた『サツキ・ツツジ・シロツメクサ・サトザクラ』を飾りました。

 

 

春野菜は、寒い冬を耐えに抜いて旬を迎えるため、栄養をたっぷりと畜えている特徴があります。また、春野菜特有のクセのある苦みも特徴として挙げられ、害虫から身を守るために苦み成分(植物性アルカロイド)が含まれるものが多く、老廃物の排出や新陳代謝の促進に役立つと言われています。

春野菜には他にも春キャベツやアスパラガス、菜の花、新ジャガイモ等があります。

 

 

 

【ほし組】

保育者が野菜を手にしている姿をじっと見つめていた子どもたち。目の前にあるタケノコに少し怖さを感じている様子がありましたが、安心できる保育者と体をくっつけて観察をしていくことで、そっと触れてみようとする姿が見られていました。

 

 

【つき組】

保育者が室内装飾を用意すると、玄関飾られていたことに気付いた様子で指を差し、「あっ!」と興味を持っています。

 

 

興味のある野菜を手に取り観察する中で、皮が剥けることに気付くと指先を使い1枚ずつ剥いたり、剥いた皮を裂いたりする姿がありました。玉ねぎの茶色い皮が全てなくなり、白くなった玉ねぎに驚いたような表情で保育者へと差し出して見せていましたよ。更に興味を深められるよう半分に切ったものも用意しました。どうやって半分にしたのか、ままごと用の包丁を用いて伝えていくと、「トントン」と言いながら自分でも切ってみようとする姿も見られています。

 

 

タケノコにじっくりと触れる中で、皮に毛が生えていたり、根元の部分の赤い斑点が盛り上がっていることに気付いたりして指先で辿って感触を確かめています。「ふわふわだった、チクチクだった?」と声を掛けると「ふわふわ」と感じたことを言葉でも表現していた子どもたちです。

 

 

【そら組】

玉ねぎの皮を剥く前と剥いた後の感触の違いに気付いたそら組の子どもたちは「ツルツルしてるね」と保育者へと伝えています。保護者の方が料理をしているところを見ていることから、子どもたちも調理場面を再現してみようとする姿がありました。ままごとコーナーに包丁があることに気付けるようなやりとりをしていくと、真剣な表情を見せながら切ってみようと試行錯誤をしています。

 

 

給食で食べるタケノコの調理前の姿に「これ食べた?」と興味津々の様子もみられていました。また、タケノコの大きさ、重さに関心を持つ姿もあり、「大きい!」「重い!」と目を丸くして驚いていましたよ。「土がついてるよ」という姿から興味が深まるように、「タケノコは土の中にあるんだよ」「土から掘って収穫するんだよ」とやりとりしていくと、よりじっくりと観察する姿もありました。

 

 

 

保育園では、毎月、室内装飾を通して季節の植物や食材、日本の伝統文化に触れていく機会を設けています。室内装飾は玄関に飾っているため、保護者の皆様もぜひ登降園時に子どもたちと一緒に観察をしてみてください!