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2024.03.01

【つき組】石鹸あそび

 

先日つき組では、初めて石鹸あそびを行いました。今週はその様子をお伝えします。

 

一人一つ洗面器の中に固形石鹼と少量の水を入れてみると、「これなに?」と身を乗り出して興味津々な様子です。最初はすぐに触れずじっと見つめて観察。そこから指先で少し触れてみることからのスタートでした。

 

次第に石鹸の感触に魅力を感じ、積極的に試す姿が見られていました。手で持ってみると‘‘つるん!‘‘と手から滑り落ちる石鹸に声を出して笑う子や、「あわあわ~!」と泡が出てくる様子に気付き手をこすり合わせる子もいました。「なんかいい匂いするね」と石鹸の匂いに気付き保育者に伝える姿も見られていましたよ。

 

中には「あったとさ!あったとさ!ひろ~いのっぱらどまんなか、巨大なせっけんあったとさ!」と石鹸が出てくる絵本を思い出しお話しする子もいました。他にも「おいしくな~れ!おいしくな~れ!!」と唱える子が出てくると、他のお友だちにも広がって大合唱になりました。もこもこの泡がおいしそうに見えたのでしょうね。

 

 

子ども達の実験、研究は続きます。集中して泡を作っていると少しずつきめ細かい泡が出来始めた子や洗面器にコップで水を足して試す子の姿がありました。興味を持った物にじっくり関わる中で『こうしたらどうなるんだろう』と子ども達なりに考えて試しているのですね。

 

コップが逆さまに泡の中に落ち、上に持ち上げようとした際、偶然大きなシャボン玉が出来ました。「わ!!みてみて!!」と大興奮で目を輝かせていました。しばらくするとパチン…とシャボン玉が消えてしましました。「なくなっちゃった…」と残念そうな表情です。「不思議だね」「どうやってできたのかな?」と保育者が呟くと、ふーっと息を吹きかけてみたり、コップをもう一度反対にしてみたり、シャボン玉を作る為の試行錯誤が始まりました。少しずつどうしたらできるのかコツを掴むと何度も繰り返し満足するまで楽しんでいました。

 

子ども達の探求する姿から、遊びの中に沢山の学びがあることを日々感じています。新しい発見や学びは子ども達にとっての喜びなのですね。様々な素材に触れる中でその物の性質や仕組みに気付き、さらに探求心を持って関わることができるよう過ごしていきたいと思います。