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2023.12.28

12月室内装飾「冬至」

今月は「冬至」にちなんだ【柚子、かぼちゃ、あずき】を飾りました。

冬至は1年で最も昼間が短くなる日ですが、この日を境に太陽が出ている時間が長くなっていくため、かつては冬至を1年の始まりとしていました。

また日に日に日照時間が短くなっていったものが、この日からまた太陽の力が蘇っていくので昔の人はこれを「一陽来復(いちようらいふく)」と言い、太陽の復活を祝ってました。

 

クラスの様子をお伝えします。

 

ほし組

床に置くと興味を持って積極的に手に取る姿がありました。柚子を手に取ると重みを感じるように揺らしてみたり、匂いに気付いて鼻に近づけて嗅いでみたりと五感を使って親しむ様子が見られました。

かぼちゃは部屋に写真を飾っているのもあり、一番興味を持って手を伸ばしていました。触ってみると少し湿ったような感触に思わず顔をしかめる子どもも。思いがけない感触に驚いたのでしょうね。種に気付くと取ってみようと奮闘する子もいましたよ。

以前より不安に感じることなく触れている様子に、”なんだろう””さわってみたい”という気持ちの方が大きくなっているのだなと成長を感じます。

 

 

つき組

テーブルに置くと「みかんだ!」「かぼちゃだ!」と興味を持って手を伸ばしていました。

「みかんに似てるけど、ゆずっていう果物だよ」と伝えると「ええ?」と首を傾げたり「ゆーず!」と名前を覚えようと繰り返す子どもの姿がありました。柚子からいい匂いがすることに気付くと、鼻に近づけてすうううっと匂いを吸い込んで「いい匂い~♪」と匂いを堪能していました。

頬にあてて「つめたいね」と気持ちよさそうにしばらくあてながら、図鑑に柚子が載ってないか調べている子も。

観察した日が行事食メニューでしたので、「あずきとかぼちゃ食べたね」と観察中に思い出した子もいましたよ。

 

 

そら組

柚子のいい香りを楽しんだ後、「みかんみたいにむけるかも」と手でむいて中身の観察をしていました。みかんより硬い皮に苦戦しつつも、綺麗にむいて一房ずつ分解すると達成感にあふれた表情でしばらく眺めていましたよ。

観察をする前の日に「かぼちゃを触りたい」と言っていた子は、すぐかぼちゃに手を伸ばし種やスジを綺麗に取り除いて種の観察をしたり、包丁を持ってきて切ろうと奮闘していました。わくわくした様子で取り組む姿がとても印象的でした。

お迎えに来た保護者の方も部屋に残る柚子の香りに気付いたようでした。玄関に飾ってあった柚子を観察したことを伝えると、「今日は冬至だからお風呂に柚子を浮かべようね」と子どもに伝えていました。他のご家庭でも、お風呂に柚子を浮かべて日本ならではの風習に親しんだ方も多いのではないでしょうか?

 

昨今では外国から来た行事を楽しむことも増えてきましたね。そちらも楽しみつつ、保育園では日本ならではの伝統行事や四季に触れられるような機会を設け、親しむことが出来るようにしていきたいと思います。

 

最後になりますが、今年も大変お世話になりました。皆様良いお年をお迎えください。

来年も子どもたちが元気に登園してくるのをお待ちしております!