今週は、１４(土）に行われたあそびの森DAYの様子についてお伝えいたします。

 

当日は、清々しい秋晴れの気候の中遊ぶことができました。

皆が毎日登園しているさつきちゃんのおうちですが、あそびの森に入るのは今回が初めてです。普段はプライムスター保育園の３、４、５歳児のお友達が遊びに来ている場所です。

 

見慣れない場所ということもあり、初めは保護者の方にくっつきながら“ここはどんな場所なんだろう”と辺りを見渡す姿が多く見られていました。

初めての場所は大人だってドキドキしますよね。しかし、信頼できる保護者の方という存在が近くにいて“大丈夫だよ”と示してくださったことで“安心できる場所”と認識し、少しずつ行動範囲が広がっていった子どもたちです。

興味のあるものを見つけ表情がいきいきと輝いていたのが印象的でした。

 

友達が掘った穴や植木でデコボコとした道、なだらかな傾斜のある道等あそびの森ならではの地面に興味を持ち、歩くことに夢中になる姿がありました。

歩きづらいと感じると、姿勢を低くしたり地面に手を付いて横歩きをしたり…と様々な姿勢で進んでいきます。

 

 

時には転んでしまいますが、保護者の方を振り返ることなく何度も立ち上がって歩く姿から、デコボコ道を歩く楽しさや“もっと遠くへ行きたい”という好奇心が感じられました。

 

地面に大きな穴が空いていることに気付くと、覗いた後そっと入ってみる姿も。

近くにあったシャベルを手に取り保護者の方と土を掘っていきます。普段使い慣れないシャベルですが、保護者の方の姿を見て使い方や便利さを知っていったようです。道具と出会う素敵な場面となりました。

掘った穴に水を入れて全身で泥の感触を味わう姿もありました。

 

 

その中で、掘り起こした土は柔らかいけれど踏むとまた固くなるという発見をした子どもたち。その性質を生かして柔らかい土をぎゅっと握り、泥団子作りに遊びが変化していく様子もありましたよ。

 

木に登ったり丸太を転がしたりする姿もあり、保護者の方と一緒だからこそ少し勇気がいることにも挑戦できたようですね。

 

 

様々な種類の自然物や器が置かれているテーブルでは、花や木の実を食材に見立ててままごとが展開されていました。

「赤」「お花」と好みの自然物を選びながらコップやお皿に入れていきます。水を運んできて注いだり「柿も入れたい」と木から取ってきたりと、したいことのイメージがどんどんと膨らんでいましたよ。

色鮮やかな自然物を存分に使って遊べる環境に心が動いていた子どもたちです。

 

 

子どもたちの興味に寄り添って「割ったらどうなるかな」とシャベルや枝で木の実を割り、中身を観察していた保護者の方もいて、子どもと一緒に実験・研究をしていく姿が素敵だなと感じました。

 

木の実や花の鮮やかな色彩、キンモクセイの甘い香りやミョウガの独特な香り、水を注いだ時や土を掘った時の音、ツルツル・ザラザラ・ゴツゴツ等表し切れないほど自然物の手触り…と五感を存分に使って様々なことを味わい、心が大きく動いていた子どもたち。

発見を伝えようとする姿に「本当だね、すごいね」等、和やかに応じる保護者の方の姿もたくさん見られ心が温かくなりました。

 

 

 

トンボや蝶を見つけ網を使って捕まえようとしています。

保護者の方と一緒に捕まえる中でそっと近づくと虫が逃げないことを知っていく姿もありました。捕まえるとカゴに入れて体の形や動きをじっくりと観察したり、図鑑と見比べたりと興味津々な様子がありましたよ。

 

生きているものを相手にするからこそ思いがけない反応が返ってくることもありましたね。そうした経験を重ねていくことで生き物の美しさ、逞しさ、儚さに心が動いていきます。

 

2時間という限られた時間の中でしたが、夢中になって遊び、学ぶ姿が数えきれないほど見られていました。

「帰らない、まだ遊ぶ」といった子どもたちの声が聞こえ、達成感や満足感にあふれた表情を見ることができ、私たちも嬉しく思います。

 

さつきちゃんのおうちの連携施設としてプライムスター保育園があります。希望された方は引き続き遊びの森で遊ぶことができるので楽しみですね。

 

今後も、子どもたちが心を動かされる場面に寄り添えるよう職員一同感性を磨きつつ、子どもたちと自然との出会いを見逃さないようにしていきたいと思います。

 

～保護者からのコメント～

・豊かな自然に囲まれて子どもたちが思い思いに遊んでいて素敵な環境だなと感じた。

・近所の公園は目の前の車が気になり思い切り遊ばせられないが、遊びの森は気にせず遊ばせることができていいなと思った。

・保護者も子どものやりたいことをサポートしていて楽しかった。

・来年もまた開催されたら参加したい。

等嬉しいお言葉をいただきました。

 

お忙しいなか遊びの森DAYにご参加いただきありがとうございました。

 

・　・　・　・　・　・　・　・　・　・

「みんなの頭の上にあるものは何？」

 

エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、

「あるもの」を見つけた。新しい保育園に関わることで

その謎が明かされてゆく…。

 

プライムスター保育園グループの

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