2023.10.12
積み木あそびについて(全クラス)
今週は、各クラスの積み木あそびについてご紹介します。
積み木の特徴の一つに、『重力』がありますね。
ブロックは組み立てると簡単には壊れません。
作った物を容易に持ち運ぶこともできます。
ですが、積み木は少しバランスを崩しただけで壊れてしまいます。
作った形のまま運ぶことも至難の業でしょう。
だからこそ、子ども達は熱中して、試行錯誤を繰り返しながらイメージを形にしていきます。
作っては壊し、また作り、『重力』の仕組みにも気付いていくのです。
では年齢ごとに積み木あそびの様子を見てみたいと思います。
まずはほし組さんです。
ほし組さんでは、立方体の積み木が4つ入るケースを人数分用意し、自分だけの積み木で満足いくまで遊ぶことができるよう、環境を整えています。
初めのうちは、積み木との出会いとして、手に持って舐めてみたり、積み木同士を打ち付けて音を鳴らしてみたり、時には投げてみたりしながら、積み木に親しんでいきます。
そうした経験を積み重ね、保育者自身も積み木を大切に扱う姿を見せていくことで、月齢の高い子の中には積み木を積んでみる姿も見られ始めました。
横に並べたり、縦に積み重ねたりしながら、「がたごと」と電車に見立てる子もいますよ。
次につき組さんです。
つき組には、立方体の積み木が9つ入るケースを人数分と、レンガ型の積み木を2箱用意しています。
レンガ型の積み木があることで、より遊びに広がりが見られました。
例えば、おままごとのなかで積み木を食材に見立てる子もいます。
立方体とレンガ型で、それぞれ違った食材をイメージしながら遊びを膨らませています。
また、立方体だけでは難しかった、より立体的な構造も可能になりました。
縦と横、縦横無尽に広がっていく積み木。
時には2箱では足りず、予備の積み木も使ってどんどん作っていきます。
必ずしも完成形が頭にあるわけではなく、作りながら形がどんどんと変化していくのも、積み木の面白いところです。
「○○みたい」「こっちは○○」と話してくれる言葉に耳を傾け、そんな表現をありのままに受け止めていくことで、表現する楽しさを感じてもらいたいと思っています。
最後はそら組さんです。
そら組では、ほし組、つき組で獲得した知識を遺憾なく発揮し、より複雑に遊びが変化させていきます。
フェルトやプラステン、動物や人型の玩具も組み合わせながら、イメージを具体的に表現していく姿が増えました。
工事現場や動物園など、実際に見たもの、経験したことを思い出しながら、遊びの中で再現していきます。
気が付けば、部屋の中が一つの街になっていることも。
保育者は、ある時は住人になって子ども達の遊びにお邪魔したり、ある時は黒子になっていらない玩具を片付けたりしながら、子ども達の遊びが広がっていくよう見守っています。
また、見立て遊びだけではなく、無心になって、高く、大きく積んでいくこともあります。
自分の身長よりも大きくなったら、椅子に乗ってさらに大きく積んでいきます。
そうして満足行くまで積み上げた時の達成感に満ちた表情は、とても頼もしく、見ているこちらまで嬉しくなってしまうほどです。
単純な形と素材のままの色によって、何にでも見立てられる積み木あそび。
完成させることではなく、そこに至るまでの過程を大切にしながら、今後も子ども達の遊びを見守ってまいります。
「ママ、パパに見せる!」と、帰るまで作品を取っておくこともあるので、その時はぜひご覧になってくださいね。
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エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、
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