先日、そら組でクッキー作りを行いました。

以前からクッキーに関する絵本に親しんだり、作り方の工程が分かる写真を掲示したりし、子ども達の興味関心が膨らむような環境を整えて過ごしてきました。「今度保育園でクッキー作るんだよ」とお話しすると、期待を膨らませている様子も見られていました。

当日、クッキーができるまでの工程を写真を見ながら確認しました。「たまご」や「さとう」など知っている材料の名前を保育者に伝えている姿が見られています。「早く作りたい！」とワクワクとした表情でお料理の準備を整え、いよいよクッキー作りのスタートです！

クッキーの生地がお部屋に届きました。ひんやりと冷たい生地を手に取って感触を確かめたり、見つめたりして観察していました。

麺棒で生地を伸ばしていきます。普段の粘土遊びの中で麺棒を使っていることもあり、子ども達にとって馴染みのある道具のようです。早速生地を伸ばし始めますが、途中麺棒に生地がくっついて思うように伸ばせず「できない」と苦戦する場面もありました。保育者も必要に応じて手を添えたり声を掛けながら行いました。普段遊んでいる粘土とは違った感触にも気づきながら集中して取り組んでいましたよ。中には手を使ってペタペタと伸ばすお友だちもいました。

生地が伸びると星やハートの型から好きな物を選んで初めての型抜きに挑戦です。グッと力を入れて型が抜けると「おほしさま！」と嬉しそうな表情が見られていました。型が抜ける場所が無くなっても、生地をもう一度丸めて伸ばし何度も夢中になって行う姿が見られていました。

出来た型を綺麗に並べるのも子ども達が率先してやっている姿があり、「自分でやりたい」という意欲を発揮しながら「自分でできた」という喜びや満足感を味わっているようでした。最後は美味しく焼いてもらえるように調理の先生に「おねがいします」と調理室まで運びました。

おやつの時間は素敵な表情が沢山見られ、『自分たちで作ったクッキー』に特別な思いが膨らんでいるようでした。「おいしいね」「うれしいね」「みんなが作ったんだよね」と気持ちに寄り添って過ごし、嬉しいおやつの時間になりました。

普段の給食や今回の調理体験を通して、調理している人にも関心を持って食への興味を深めている姿が見られているそら組さん。次回の１月に行う予定のカレーライス作りも楽しみですね！