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2023.06.29

6月室内装飾『夏至』

 

6月は室内装飾に『夏至』をテーマに夏が旬の野菜のオクラとミョウガを飾りました。

 

夏至とは、1年の中で太陽がもっとも北に来て、昼の時間が長くなる期間のことです。「夏」に「至る」という名前が示すように、夏至を過ぎると「本格的な夏が来る」と考えられています。日本の一部の地域では夏至に合わせたイベントとして、夏至祭を開催しています。また、夏至には全国的に知られる行事食が少ないものの、一部の地域には特別な食べ物を食べる習慣があります。静岡県などでは冬瓜(とうがん)を食べる風習があります。名前から冬の食べ物のように見えるが、実は夏が旬の野菜です。また、大阪近郊では、タコの足のように稲の根がよく地面に広がりつくことを願って、タコを食べる風習があります。関東地方は新小麦で餅を作り、神様に供えるのが古来の習わしです。島根県や熊本県にも、小麦の団子やまんじゅうを供える風習があるそうです。

 

そら組では子ども達とオクラとミョウガを観察する時間を設けました。すぐに興味を持って触れ始めました。縦に切ったオクラの断面を観察していたお友だちが、中に種が入っていることに気づきました。「何か入ってる!」と保育者に発見を伝えています。「ほんとだね、何かな」と子ども達の発見にゆっくり寄り添っていきました。

 

「プチプチしてる~」と呟きながら種の感触や少し粘り気がある感触を確かめる姿も見られていました。他にもオクラを割いてみたり、ミョウガは皮のような部分がめくれることに気づき指先を使って器用にめくってみたり…。ミョウガに触れていると匂いに気づき鼻に近づけてみる子もいました。すると、「・・・ん~~・・!!」となんとも言えない表情で表現していました。ミョウガの独特な香りを感じ取ったようです。

 

実物に触れて初めて気づくことが沢山ありますね。見て、触れて、匂いを嗅いで・・・五感を十分に働かせて様々な発見を楽しんでいましたよ。じっくり観察する子ども達の真剣な表情が印象的でした。

その季節の旬の野菜は栄養価も高いです。観察した食材を味わってみるという経験に繋がっていくと素敵だなと思います。ご家庭でもご飯の支度の際などお子様と本物に触れてみると食への意欲に繋がるかもしれませんね。