NEWS

お知らせ

View More

2023.06.29

【6月室内装飾】夏至

 

今週は6月の室内装飾“夏至”について紹介します。

 

夏至とは、二十四節気の一つで、北半球では夏至の日に太陽の南中高度(真南に来た時の太陽の高さが)最も高くなります。そのため、昼間が最も長く、夜がもっとも短い日になります。東京の場合、南中高度は夏至の日が78度、冬至は32度で、その差は、46度あります。これは、地球の地軸(時点の回転軸)が黄道(太陽の通り道)に対して23.5度傾いているためで、この傾きが四季の変化を作っています。地方によってさまざまですが、夏至には冬瓜やタコ、イチジクや小麦餅を食べます。いずれも豊作祈願や夏バテ予防の願いが込められているようです。

玄関には【冬瓜・あじさい】を飾りました。

 

ほし組ではあじさいや冬瓜を見ると興味を示し、歩行やハイハイ、ずり這いでそばに来る姿や手を伸ばし触れようとする姿がありました。花びらを手で握って感触を確かめたり、大きな冬瓜を押すようにして転がる様子を眺めたり、手で叩いて音や感触を確かめているようでした。また、冬瓜を両手で抱え持ち上げるような姿も見られました。「花びらが沢山あるね」「冬瓜はツルツルするね」「重いね」等、気付きに共感したり、言葉で伝えていきながら季節の植物や食材の観察を楽しんでいきました。

 

つき組では冬瓜やあじさいを持ち上げて重さや触れて感触を確かめたり、花びらの形などをを上・横・後ろ等、様々な角度から観察する姿がありました。「あじさいは花びらが沢山ついているね」「冬瓜は大きくて重たいね」等、一緒に観察をしながら植物の様子を言葉にして伝え、興味に寄り添い関わっていきました。今後も子どもの興味・関心を受け止めながら自然物に身近に触れ、五感を使って十分に観察等が行えるよう見守っていきたいと思います。

 

そら組では散歩に行く際に子どもたちが玄関にある装飾に気が付き「あれ何?」「見てみようよ!」と興味を示す姿が見られました。冬瓜やあじさいを見えやすい位置に置き、皆で観察していきました。「ツルツルする」「何か匂いするかな?」と触れたり匂いを嗅いでみたり、冬瓜を持ち上げ「重たいよ」と子ども同士で気付きを伝え合う姿がありました。冬瓜やあじさいが夏の季節の植物であること、夏至という1年で1番太陽が出ている日であることを分かり易く伝え、夏に親しみが持てるように関わりました。その後、散歩の道中であじさいを見つけると「これもあじさい?」と気が付く姿がありました。子どもたちの発見に寄り添い共感していき、より興味が深まるようじっくりと観察していきました。