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2021.09.30

9月の装飾【お月見】

 

 

 9月20日は十五夜でした。ご家族でお月見はされましたか?綺麗な満月が見られましたね。

 

園ではお月見・十五夜にちなんで『お月見団子・ススキ・里芋・葡萄』を玄関に飾りました。

 

 

 

 

 十五夜は15日かけて丸くなった満月のことを指し、満月は1年に12~13回見られます。そのうちの最も空が澄んで綺麗に見える9月から10月のころの満月を鑑賞する「月見」「観月」の風習が生まれ、ちょうどそのころが実りの時期でもあったことから収穫祭としても定着したのが「お月見」の始まりです。

 

 

 満月に模したお米で作ったお団子を12個~15個(満月の回数や満ちる日数など場所によります)お供えして豊穣の感謝をするとともに、まだ収穫時期が来ない稲穂の代わりにススキの穂を飾って感謝や来年の豊穣もお願いしました。

 

 

 

ススキ・・・魔除けの力があるとされ、併せて健康や幸せを願う。

 

 

十五夜を別名「芋名月」と呼ぶように、芋類の収穫を祝う行事でもあるため、里芋やさつまいもなどをお供えします。

 

 

さらに旬の果物を供え、収穫に感謝します。特に葡萄のようなツルものをお供えするとお月様とのつながりが強くなるといわれています。

 

 

 

 

お月見には様々な風習があるのですね。

 

 

 

 お部屋には、子どもたちがお月見に親しみを持てる絵本を用意しました。「満月はいつ見られる?」「なにを飾ったらいいの?」と、興味を持って保育者に尋ねる子どもたち。

 

 

ゆめ組さんでは、たくさんの疑問や興味を持つ子どもたちの関心を更に深める為に、お月見団子を作りました!

 

 

 白玉粉に水を加えて、こねていきます。

 

 

手の平に張り付く感触を苦手とする姿もありましたが、こねていくと張り付かなくなることに気が付き、楽しむ姿が見られました。また、長くこね続けることで表面がツヤツヤすることにも気が付き、夢中になって丸めていく姿も見られましたよ。

 

 

 

一生懸命丸めたお団子を保育者が茹でていきます。その様子を、子どもたちは興味津々で見ていました。

 

 

 

茹で上がると浮かぶ様子を見て、「お団子が浮いてきた!」「浮いたからこのお団子はもうすくって大丈夫!」と、お友だち同士で発見や気付きを共有する姿が見られました。

 

 

 子どもたちは茹で上がった後も、また感触が変わっていることに気が付き驚く姿が見られました。そして、自分たちで数を数えながら三方に乗せていきました。重ならないようにしたり、大きいお団子と小さいお団子を交互に置いたりして工夫していました。自分たちで作ったお団子が飾られている様子を見て嬉しそうにする姿や、当日を待ち遠しそうにする姿が見られましたよ。

 

 

 

 園では、季節やその季節の行事に親しみを持ち、また、身近に感じられるようにするために季節ごとに絵本を変えたり、玄関に装飾をしています。また、自然や生活の中で季節を感じられる経験をたくさん積んでいき、感受性豊かな心を育んでいきたいと思います。