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2020.08.12

8月装飾 お盆

 照りつける陽射しが眩しく、暑さが厳しい季節です。

 水分補給や休息をしっかりととりながら、無理なく暑い夏を過ごしていきたいと思います。

 

 今月の装飾はお盆にちなみ、「鬼灯(ほおずき)」と「精霊馬(しょうりょうま)」を飾りました。

 

 

 お盆にはご先祖様の魂があの世から帰ってくるといわれていますが、その時に目印になるのが迎え火や盆提灯です。

 鬼灯はそのふっくらとした形から、自然界の提灯として、お盆に飾られるようになりました。

 中は空洞になっているので、帰ってきたご先祖様の魂が宿る場所とも考えられています。 

 

  精霊馬は、キュウリやナスを使って馬と牛を模した人形です。

 地域によって異なりますが、馬には「ご先祖様が急いであの世から帰って来れるように」、牛には「ゆっくりとあの世に戻れるように」といった意味が込められています。

 

 この装飾に興味を持って、「どうしてナスに足がはえているの?」「なんでキュウリには木が刺さっているの?」とお母さんに質問をしている子どもの姿が見られました。

 お母様もその質問に対してひとつひとつ応えていらっしゃって、そんな二人のやり取りがとても可愛らしく、微笑ましく思えました。

 

 子どもの「知りたい」という気持ちにひとつひとつ応えていくことは、発見や興味が深まる喜びを感じていくとともに、豊かな言葉の獲得や、想像する力にも繋がっていきます。

 

 私達保育者も、日本の伝統的なお盆という習慣がどんなものなのか、子どもたちと一緒に考え、共有しながら保育を行っていきたいと思います。