NEWS

お知らせ

View More

2023.07.13

7月室内装飾【七夕】

 

今週は7月の室内装飾“七夕”について紹介します。

 

七夕とは、一年に一度だけ、天の川で織姫と彦星が会える日です。七夕のもととなる牽牛星と織女星の伝説は、中国で生まれました。中国には、機織りに励んだ織女にちなんで、機織り、針仕事、詩歌、文学などの技芸の上達を女性が星に願う乞巧奠(きっこうでん)という風習がありました。これが日本に伝わり、奈良時代の宮中行事として行われるようになったのです。日本にも、もともと7月7日に巫女が水辺で機を織って神様を迎える「棚機女(たなばたつめ)」という行事がありました。この風習と中国渡来の七夕伝説や乞巧奠が混ざり、現在の七夕行事の形になったといわれています。

玄関には“笹と七夕飾り”を用意しました。

 

ほし組では笹に触れようと手を伸ばす姿や七夕飾りを手に取り観察したり、笹に吊るした短冊や吹き流し等の飾りを眺める姿がありました。一緒に観察や触れることを楽しむ中で「笹の葉は細いんだね」「短冊がゆらゆら揺れているね」「カサカサ音がするね」と発見について言葉にしていき関わりました。また、行事食が出た際にも「今日は七夕の献立だね、何かな」と食への意欲にも繋がるよう応答していきました。

 

つき組では笹の葉に触れ感触を確かめたり観察を楽しむ姿や、笹の葉を指差し「葉っぱ」と言葉で伝えてくれる姿も見られました。笹の葉の感触や香りを一緒に確かめ、丁寧に言葉にしながら子どもたちの発見や気付きに寄り添っていきました。また、七夕飾りや短冊を見て子どもたちは知っている色の名前を伝えてくれる姿もありました。子どもたちの興味に寄り添いながら「この短冊にお願い事を書くんだよ」等、七夕について分かり易い言葉で伝えていきました。今後も子どもたちの興味・関心に寄り添いながら季節や文化、行事に触れ、その雰囲気を感じたり楽しめるよう関わってまいります。

 

そら組では装飾の笹や短冊を見ると「これなんだろう?」「何が書いてあるの?」と興味を示し、近くで見てみる姿がありました。7月7日が七夕であることや、お願いごとをすること等を分かり易く伝え、より興味が深まるよう関わりました。笹の葉を揺らして音が鳴ることに気付き「なにか匂いがあするよ!」と伝える姿も見られ、子どもたちの発見や共し楽しんで観察していきました。午後おやつに星形のゼリーが出ると「お星さまのゼリーだね」と喜ぶ姿もありました。装飾や行事食を通して日本の伝統に触れ、親しみや興味が持てるように関わっていきました。