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2023.06.22

☆6月室内装飾☆

 

 

さて、今回は6月の室内装飾についてお伝えしたいと思います。

 

6月(水無月)の装飾

~梅雨~

梅、紫陽花

 

 

「梅雨」に「梅」の漢字が使われた由来は、中国にあるといわれています。中国の揚子江周辺では梅の実が熟す頃が雨期にあたり、そのことから「梅」の字を使うようになったとされています。中国から伝わったときは「梅雨(つゆ)」ではなく、「梅雨(ばいう)」でした。もともとは雨によってカビが生えやすくなることから「黴雨(ばいう)」といわれていたようですが、それが転じて「梅雨(ばいう)」という字になったということです。

日本で、梅雨(つゆ)といわれるようになったのは江戸時代からといわれています。「露(つゆ)」から派生した「梅雨(つゆ)」とも、熟した梅の実が潰れることから「潰ゆ(つゆ)」とも言われています。
梅の実の成長には雨の存在が欠かせません。6月の初旬はまだ実が硬くても、下旬には収穫を終えることがほとんどです。そのため、熟して潰れる時期でもあることから「潰ゆ(つぶゆ)」が「梅雨(つゆ)」になったとも言われています。

 

 

(ほし組)

 

 

 

梅に興味を持っていました。初めはチョンチョンと軽くタッチするように触っていて、保育者も触ったり匂いを嗅いでいると、さらに興味が出てきたようで手に持ちクルクルと回して観察していました。

 

器から取り出し机の上に置くと指先で押して転がしていましたよ。転がすたびに保育者の方を振り返り”みて!”と訴えているように見えました。

 

紫陽花の方も気になって触る姿が見られました。

 

 

 

(つき組)

 

   

「なにこれー」と興味を持っていました。「梅だよ」と伝えると触ったり、観察したり、転がしたりしていましたよ。「どんな匂いする?」と保育者が尋ねると青梅を鼻の近くに近づけて匂いを嗅ぐ姿が見られました。

 

青梅の丸い形から自分の知っているものを連想して「桃」「林檎」という姿も見られました。

言葉の理解もだいぶ進んできていて保育者とのやりとりも楽しんでいます。その中で知っている言葉を使って自分の気づきを相手に伝えようとする姿も見られますよ。

 

青梅をよく観察できるようにと渡すと皮を剥こうとするつき組さん。研究して性質を知ろうと試行錯誤していました。

 

(そら組)

 

   

 

青梅をツンツンと触って確かめたり、手で持ったりする様子が見られました。

「どんな匂いがする?」と尋ねると「いいにおい」「ぶどう」と答えていました。緑色で丸くてたくさんあることから葡萄を連想した子ども。丸い形から豆を連想した子ども。それぞれが、見た目から様々なことを連想しているのが分かりました。

 

青梅を持っていた手に匂いが移ったことに気づき手の匂いを嗅ぐ姿が見られました。他にも五感で感じたことを言葉で伝える子どももいれば、自分なりの表現・行動で伝える子どももいました。

 

子どもたちの様子から、毎月展示される室内装飾が当たり前になってきているのを感じます。日本の伝統行事や季節感のあるものが子どもたちの生活に当たり前にあるように、今後も展示を続けていきますので、お子さんと一緒に楽しんでくださいね。