2022.03.02
僕、私の赤ちゃん【つき組】
朝や夜は冷え込みますが、日中は春を感じるような暖かさになってきましたね。
今週は、つき組(1歳児)のお人形遊び(赤ちゃん)の様子を紹介します。
当初は、お人形を見て“何だろう?”と不思議そうにしていた子どもたちですが、保育者が本物の赤ちゃんのように
大切に扱う姿を見て、少しずつ興味が湧いてきました。今ではすっかり赤ちゃんのママになっていますよ!
赤ちゃんと関わる姿を見ていると、自然と毎回同じ赤ちゃんを選んで遊ぶ子がいます。
そうした姿が見られたら、その子の赤ちゃんという意味を込めて、
人形の顔写真にその子のマークシールを貼っています。
子どもたちは、人形の顔写真が貼っている棚の事を”お人形のお家”という風に呼んでいて、
マークシールが貼ってあると、“○○ちゃんの赤ちゃんのお家”と呼んでいます。
赤ちゃんと一緒に眠っています。赤ちゃんを寝かしつけてから寝る子もいますよ!
保育者が布団を掛けるときは、「赤ちゃんも掛けて」と、リクエストする子が多いです。
赤ちゃんにご飯を作って食べさせてあげています。
哺乳瓶に見立てたものでミルクをあげたり、「あーん」と口元までご飯を運んであげています。
赤ちゃんが具合が悪くなってしまったからと、お医者さんになりきり診察する姿も見られました。
保育者が医者役になり、病院に連れていく設定で楽しむ子もいますよ!
始めは「痛いの」と連れてきていたのですが、今では「お腹が痛いの」「血が出てるの」「ご飯を食べないの」
と、とてもリアルに再現して楽しんでいますよ!
お人形遊びは、自分が受けた愛情をお人形に注ぐことで愛情を表現し反復する中で、
“自分は大切にされている存在だ”ということを再認識するとても大切な遊びの一つです。
保育者が愛情を込めてお人形を扱う姿を真似したり、
「きっとお家でこんな風に接してもらっているんだろうな」と
ご家族との関わりを見ているような、温かな関わり方が見え、心が温まります。
また、お人形のママになりお世話をする中で、ごっこ遊びが広がったり、
お人形の洋服を着替えさせてあげることで自身の着脱の練習にもなったりしています。
僕、私の赤ちゃんとして愛着が深まることで、赤ちゃんが子どもたちにとって安心できる物の
一つにもなっていますよ。
引き続き、お人形遊びがより広がり、楽しめるようにしていきたいと思います。