2022.03.03
3月の室内装飾
今月の室内装飾のテーマは『ひなまつり』。
お内裏様,お雛様,雪洞(ぼんぼり)を飾りました。
ひな祭りはもともと五節句のひとつ、「上巳(じょうし)の節句」。
この日は古代中国では忌日(いみび)とされ、
そのけがれを祓うため水辺で体を清め、厄払いが行われていました。
それが平安期頃に日本に伝わり、土や紙の人形にけがれを移して水に流す「流しびな」の行事となり、
「ひいな遊び」というお人形遊びとなりました。
これが節句となり、ひな人形を段飾りにして、美しく飾って祝うようになったのは江戸時代になってからでした。
- 雪洞(ぼんぼり)
もともとはロウソク立てでした。
ほんのり灯った雪洞の様子から、「ほんのり」→「ぼんぼり」と、言葉が転化したという説があるそうです。
月日や時刻を十二支の数詞で読んだ江戸時代には、結婚式は、亥の刻 (21~23時の間) に行われていたため、
雪洞を灯す必要がありました。
そして、お雛さまは結婚式の様子を模したものであるため、同じように雪洞に火を灯す必要があるのです。
婚の字のつくり 「昏」 は、黄昏 (たそがれ) という言葉に使われているように、
日が落ちてから暗い様子を表しています。
雪洞を見たつき組の子どもたち、「これ、ライトつくの?」と言うので、
つき組の室内で点灯してみました。
「あ、オレンジ色!」と言いながら、ひなまつりの絵本に載っている雪洞と同じであることに気付き、
見比べたり“同じだね”と共有したりしています。
扇や冠、柄杓などの装飾品ひとつひとつ、「これはなに?」と保育者に尋ねたり、
「ここはピンク、水色…」とお雛様の着物の色をじっくり観察したりしていました。
ほし組さんも見に来ました。
興味津々で見つめ、時々ちょんちょん、と指先で優しく触り、声を出して、
保育者とアイコンタクトをとっていました。
お雛様とお内裏様をじっと見つめ、次に保育者の顔を見て、再びお雛様に視線を戻し…
“人の顔”を見比べていたのかもしれませんね。
そら組さんは、「わたし、この子が好き」「わたしはこっちが好き」とやりとりしていました。
衣装の色や顔、髪形などを見ながら考えて、自分の好みを表したようです。
給食はひなまつりにちなんだ行事食で、
昼食はひなちらし、おやつは桃とイチゴのゼリーでした。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「みんなの頭の上にあるものは何?」
エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、
「あるもの」を見つけた。新しい保育園に関わることで
その謎が明かされてゆく…。
プライムスター保育園グループの
保育ショートムービー第二弾!
♡ハートの種明かし♡
https://www.youtube.com/watch?v=OP-42fdGT78