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2022.01.27

【ほし組】小麦粉粘土

 

つき組やそら組のお友だちが遊んでいる粘土に興味を持っていたほし組の子ども達。戸外では、砂や雨に濡れた土、水たまりなどに興味を示して手で触って確かめています。室内でも子ども達の興味に合わせて感触遊びを取り入れてみようと思い、小麦粉粘土を用意しました。

 

12月に初めて小麦粉粘土で遊び、今回は2回目の小麦粉粘土遊びでした。

 

〈1回目〉

子ども達の前で小麦粉に水を入れながらこねていきます。初めての小麦粉に「なんだろう」と興味津々で見つめています。こねている時、保育者の手にくっつく小麦粉を見て顔をしかめながら見守る子ども達。少し不安を覚えているようでした。子ども達の前に出来上がった粘土を置いてみましたが、指を差したり、眺めたり、保育者が触れる様子を観察したり、様子をうかがいながらちょんちょんと指先で触れたあと指に付いていないか確認したり・・・。慎重に触れている様子が目立ちました。「気になるけれど少し怖い」そんな様子をそっと見守りながら過ごしました。

 

〈2回目〉

小麦粉の袋をお部屋に持って行くと、「あ!」と気付いた子がおままごとコーナーからボウルを持って来て机に置き椅子に座りました。以前やったことを覚えていたのですね。持って来てくれたボウルに小麦粉を入れていきます。いつの間にか全員集まり、「だんだん固まってきたね」「気持ちいいよ」という保育者の呟きに耳を傾けながら出来上がりを待っていました。

 

出来上がった粘土を置いてみると、自ら手を伸ばし触れています。前回は触れることを躊躇していた子も「ふわふわ」「こねこね」などと声を出しながら笑顔で感触を確かめていました。繰り返しの関わりを通じて興味関心が高まっているのが伝わってきます。

 

粘土を両手でつまみ、伸ばすような動きをしている子がいました。引っ張ると伸びるということに気付き面白さを感じたようです。伸ばしていると途中で粘土がちぎれます。どんどんちぎって細かい固まりがいくつも並びました。並んだ粘土を1つ持つと口へ運び、食べる真似をしていました。この瞬間保育者と目を合わせていたので、息を合わせたり「おいしい?」と寄り添って声を掛けてみたりして関わりを大切にしました。じっくり関わる中でイメージを膨らませて見立てたりやりとりを楽しむ姿も少しずつ見られています。

 

伸ばしてちぎっているお友だちの姿を見て、真似をしてやってみようとする子がいました。「びよーん」と声で表現しながら引っ張ります。ちぎれた瞬間「・・はっ!」と反応をして保育者に伝えていました。手にくっついた粘土に興味を持ちじっと見つめたり、少し不快を感じた様子で取って欲しい事を伝える姿も見られていました。少しずつ視野が広がり、周囲のお友だちの様子に注目して自分でも確かめてみたいという気持ちが芽生えているようです。お友だちがきっかけで始めたことで、新しい発見に気付きその子の感覚や感性が育まれていくのですね。

この遊びはこれに気付いて欲しいと無理に発見を誘導するのではなく、子ども達がやってみたいという気持ちを大切に過ごしていきたいと思います。そして、子ども達からの働きかけにそっと寄り添い、さらに興味関心が深まっていくような関わりを大切にしたいと思います。

 

 

 

 

 

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「みんなの頭の上にあるものは何?」

 

エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、

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プライムスター保育園グループの

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