2022.01.20
1月の室内装飾『七草』
七草粥は1月7日の「人日(じんじつ)の節句」の行事食です。
七草粥を食べるのは2つ理由があります。1つ目は、無病息災です。無病息災とは、病気をしないこと、何事も達者なことを意味する言葉です。他にも、災害や病気などの災いを防ぐという意味をもっています。1月7日に七草粥を食べるのは、青菜の摂取が不足しがちな時期に、しっかりと体に取り入れるためでもあります。さらに、お正月のごちそうで疲れた胃腸をいたわるためという説もあります。
2つ目は、健康成就です。江戸時代は、現在よりも寿命はずっと短く、どうすれば健康でいられるか、長生きするための生活とは何かなど、今よりも色々なことが分かっていない時代でした。その中でも「健康でありたい、長生きしたい」という意味を込めて七草粥を食べたということは、それだけ当時の日本人にとって「体に優しい」「健康的」な食事と捉えられていたのではないでしょうか。
1月7日に七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)を玄関に飾りました。又、その日の給食は七草粥を食べました。
お粥の中に入っている七草を見て「これ何?」と興味を示す子や、「葉っぱが入ってるの?」と質問をする子、「かぶ!」と中に入っいるかぶ(すずな)を見つけて食べている子もいました。
こちらは観察している様子です。
ほし組では、「だいこん」「かぶ」と子ども達が気付いて言葉にする場面が多くありました。つき組、そら組ではお皿やフライパンやトングなどを使って料理を始める姿や、それぞれの匂いを嗅いで確かめる姿もあり、思い思いに七草に触れて親しんでいたようです。「給食に入っていたよね」「どんな味がした?」などと子ども達に寄り添って声を掛けながら観察を見守りました。
日本の文化や行事については、子ども達にとっては少し難しいものかもしれません。しかし「みんなが健康で元気いっぱいに過ごせますように」と、そんな意味がこの日の経験を通じて少しでも感じ、今後に繋がっていったら素敵だなと思います。
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「みんなの頭の上にあるものは何?」
エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、
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