2021.12.20
ルールのある生活【ゆめ組】
今回は社会性と自分で考える力が育まれる保育について、ゆめ組の製作の様子と共にお伝えします。
ルールのある遊びは集団生活やゲームだけではありません。
ゆめ組のクラスに設置しているセロハンテープ台の数は、限られています。子ども達が細かな作業をしている時などは、
すぐにテープが必要な時もあります。その都度立ち上がり離れたテープ台にテープを取りに行き、時には順番を待ってからではないと
使えないこともあります。
そんな中でも、子ども達は争うことなく一人ひとりが当たり前にルールを守って過ごしています。時には、
「ごめん。ちょっと急いでいるからいい?」ということもあります。大人の私達でも「みんな待ってるんだから」と
言いたくなってしまいますが、子ども達は「順番だよ」「ずるい」といったやり取りにはならないのです。
そのルールは保育者が教えたものではありません。クラスという小さな社会の中で、
「自分たちが心地よく過ごすために自然にできあがったルール」なのです。
そんな環境だからこそ、育った力もあります。
テープを一度に数枚持ってきて、自分の側の机の端に貼っておく子、使っていない方の手の指にテープを貼っておき、
その他の余った指で器用に製作する子、一人ひとりが自分で考え工夫し、自分のイメージするものを形にするために、
大人でも難しいスキルも育まれています。
このような姿になるには、子ども達一人ひとりが満たされて過ごしていく必要があります。一緒に過ごす大人が日々、
子ども達の一場面一場面で、子どもが満足する関りをしているからこそ見られる姿です。
私たちが子どもに関わる全ての時間が、このような姿に繋がっているのだと、嬉しく感じた製作の一場面でした。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「みんなの頭の上にあるものは何?」
エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、
「あるもの」を見つけた。新しい保育園に関わることで
その謎が明かされてゆく…。
プライムスター保育園グループの
保育ショートムービー第二弾!
♡ハートの種明かし♡
https://www.youtube.com/watch?v=OP-42fdGT78