NEWS

お知らせ

View More

2021.12.03

【つき組】お友だちとの関わり

 

 

今週は、つき組の様子をお伝えしたいと思います。

 

この時期の子ども達は、自分の意思や欲求を表現し自己主張をする中で、気持ちを受け止められながら自己を肯定する心を育んでいきます。自分がしたいことや、してほしいことを共感してくれる大人の下、自分なりに表現をします。言葉で伝えようとする姿も増えていきます。

 

実際に周りのお友だちへの興味関心が高まる中で、生活や遊びの場面において子ども達同士の関わり合いが増えています。信頼する大人に自己主張を受け止めてもらう経験を積み重ねて、他者との関わり方に気付いたり知っていったりする時期の為、子ども同士思いがうまく伝わらなかったり、葛藤して大きな声を出したり泣いたりする姿も見られています。そんな時には保育者がゆっくり受け止め丁寧に関わっていきます。又、必要のない葛藤場面を作らないようにタイミングを見て仲立ちをしていきます。

 

 

これは積み木で遊んでいた場面です。積み木を並べて集中して遊ぶお友だちに気付き、「なにつくってるの?」と遊びに魅力を感じた子がいました。そのタイミングでそっと仲介に入った保育者。「何作っているのかな」と呟いてみると保育者の声に気付き「ガタンゴトン!でんしゃ!」と答えてくれました。「電車作ってるみたいだね」と声を掛けてみると、「〇〇もやりたい!」と隣で始めていました。見守っていると「これ、どこに置くの?」と今度はお友だちに声を掛けています。「んー、、、ここ!!」声を掛けられた子は、その子から積み木をもらうとお手伝いをしていました。ほんの少し仲立ちをし、見守っていると子ども達同士の関わりが生まれていました。

 

 

普段から保育者とのスキンシップやこちょこちょなどのやりとりに心地良さを感じながら過ごしているつき組さん。最近では、保育者と行っていたこちょこちょ遊びを子ども達同士で楽しむ姿も増えています。ごろんと寝転がっているお友だちを見つけると、近くへ行き「こちょこちょ〜」とくすぐります。急にくすぐられた子は少しびっくりした表情です。そんな時にはすぐに近くへ行き声を掛けたり関わったりしています。「くすぐったいね」「たのしいね」と気持ちを共有していくうちにいつの間にかどちらも笑顔になっています。一方は関わりたいけど、もう一方は今は集中して遊びたいという場面は多いです。どちらの気持ちも大切にしたいので工夫しながら提案したり関わったりすることを大切にしています。

 

 

これは、赤ちゃん人形のお世話をしている場面です。「ちょっと休憩!」と赤ちゃん人形と椅子に座り休憩をしていた子がいました。それを見て模倣をし始めた子がいます。「〇〇も椅子に座ってもいい?」と声を掛けていました。もう一つ同じ椅子を持って行こうかな…と保育者が動こうとした時、「〇〇ちゃんの椅子はあっちだよ」と子ども同士で考え、伝え、納得し、一緒の空間を過ごしていました。いつでも保育者に受け止めてもらった経験の積み重ねが少しずつ繋がっていることを感じました。

 

 

目の前の子どもに「仲良く遊んでほしい」「意地悪をしないでほしい」と思うばかりに、「叩いちゃいけません」「物を貸してあげなさい」などという関わりをすることは子ども達にとって意味の無いことなのですね。いつでも自分を信じて見守られ、受け止めてもらえることで築いていく関係性が、他者との関わりにおいてとても大切なことだと感じています。沢山の葛藤を経験しながら心も身体も成長していけるよう大切に過ごしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

「みんなの頭の上にあるものは何?」

 

エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、

「あるもの」を見つけた。新しい保育園に関わることで

その謎が明かされてゆく…。

 

プライムスター保育園グループの

保育ショートムービー第二弾!

 

 

♡ハートの種明かし♡

https://www.youtube.com/watch?v=OP-42fdGT78