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2021.08.19

【8月装飾】お盆

 お盆を過ぎて、トンボが飛んでいる様子を見かけるようになりました。

 まだまだ暑さは厳しいですが、少しずつ秋の風が吹く季節へと移り変わっていきますね。

 

 地域によって異なりますが、8/13(金)~8/16(月)はお盆ということで、8月の装飾は精霊馬と鬼灯を飾りました。

 

精霊馬(しょうりょううま)・鬼灯(ほおずき)

 

 お盆は「ご先祖様を供養する日」「ご先祖様があの世から帰ってくる日」として、古くからあるなじみ深い風習です。

 

 今回飾った精霊馬も、ご先祖様をお迎えしたり、送ったりする乗り物として広く知られています。

 キュウリはお迎えする馬、ナスは送る牛に見立てられていて、来るときは馬に乗って早く帰ってこられるように、帰るときは牛に乗ってゆっくりと戻ってほしいという願いが込められています。

 

 鬼灯はふっくらした形と炎のような橙色から、ご先祖様や精霊が迷わずにお家に帰ることができるよう、道しるべの提灯に見立てて飾られます。

 中が空洞になっていることから、ご先祖様の魂が宿るとも考えられているようです。

 

 玄関に装飾を設置すると、興味を持った子どもたちが保育者と一緒に観察を楽しんでいました。

 初めて見るものに戸惑う姿もありましたが、安全基地である保育者の側で少しずつ興味を持ち、 手を伸ばして触れたり、じっと観察したりしていましたよ。

 実際に触れることで大きさや重さ、色や匂いなどを実感している様子でした。

 

 

 幼児クラスでは、18日(水)がお誕生会だったので、その中でお盆について伝えました。

 

 ひかり組では実際に精霊馬を持っていき、「キュウリが馬、ナスが牛なんだよ」と保育者が説明すると、子どもたちは納得しつつも「ナナフシとカブトムシみたい」と大盛り上がりでした。

 キュウリの細長さやナスのどっしりとした形が、虫の姿と結びついたようです。

 大好きな虫のことをよく見ていて、毎日のように図鑑を開いていたからこその言葉ですね。

 

精霊馬は「ご先祖様が乗るもの」という話を聞くなかで、「くるま?」という呟きも聞こえてきました。 乗るものといえば…と、身近な乗り物である「車」を連想したようです。 「昔の人は車が無くて、馬や牛に乗っていた」という、その時代の人々の生活に触れる機会となりました。

 

 日本の長い歴史の中で育まれてきた伝統的な文化や風習は、当時の生活や思想が影響していたり、人々の願いが込められているものが多くあります。

 そうした由来やいわれを伝えていくことで、子どもたちが自分の国の文化や伝統に関心や興味を持つことができるよう、今後も丁寧に伝えていきたいと思います。

 

 また、本物に触れることで豊かになる子どもたちの発想や、イメージの結びつきにも、寄り添っていきたいと思います。

 

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