2019.10.11
10月の装飾
10月の装飾
~十五夜と十三夜~
お花:すすき・紫式部
野菜・果物:さつま芋・栗・柿
十五夜(中秋の名月)の満月は豊穣を象徴するものとして収穫の儀礼を執り行う大切な節目でした。十三夜は十五夜についで美しい月だと言われているため、十五夜の1カ月後の十三夜のお月見を昔から大切にしていました。十三夜は栗や豆の収穫祝いでもあるため「栗名月」「豆名月」とも言われます。
すすき
作物や子孫の繁栄を見守ってくださる月の神様の「依り代」と考えられます。また、ススキの鋭い切り口が魔除けになるとされています。
収穫した野菜や果物
俊の野菜や果物を供え、収穫に感謝します。特に蔓の物(さつま芋)を供えるとお月様とのつながりが強くなると言われています。
興味津々で近づいてきたほし組さんたち。
保育者同士の伝達で、栗のイガが触ると痛いので気を付けてください、と言っているのを聞いて一歩ずつ後ずさり。
こっちは大丈夫だよーと柿やさつま芋を持ってみせるとつんつんつついてみたり口に運ぼうとしていました。
ブドウのようなつぼみが気になるつき組さん。
実をもいで指でつぶしてみたり匂いを嗅いでみたりしていました。
柿を手に取り「おにわの」と庭に落ちている柿と同じだと気付いた子もいました。
ススキをつまんですーっと滑らせるとするするふわふわ、不思議な触感に気付き何度も撫でていたそら組さん。
栗のイガにも臆せず触ってみようとする子もいました。お友だちが手を伸ばすのを見て「いたいよー!あー!」と顔を隠す子も。
おやつに食べたスイートポテトはさつま芋から作ったんだよ、と話すと「えっそうなの!」と驚いていました。
過ごしやすい気候になり、子どもたちも、元気いっぱい外で遊んでいます。
朝晩は寒いと思うくらいの日が増え、すっかり秋の気配です。