2019.08.15
8月室内装飾 ~お盆~
8月の室内装飾のテーマは「お盆」です。
「お盆」はご先祖様と家族が一緒に過ごすために帰ってくる日とされています。
ご先祖様を偲び、感謝の気持ちを込めてお花や果物を支度し、温かい気持ちでお迎えをするという古来からの行事です。
保育園では、ほおずき・きゅうりの馬・茄子の牛・真菰(まこも)・野の花で むらさきしきぶ・ゆり・さるすべりなどを展示しています。
きゅうりの馬や茄子の牛は精霊馬と呼ばれ、ご先祖様が乗るものとされており、ほおずきは別名「鬼灯」と呼ばれご先祖様が道に迷わないよう道しるべとなるよう提灯に見立てられています。
お先祖様はお盆の時期、ほおずきの中の空洞で身を宿し過ごすと言われています。
なんとも心優しい灯りの在り方ですね。
毎月室内装飾を楽しみにして頂いているご家庭も見受けれ「今月はなんだろう」とお子様と興味を示す姿が見受けられます。
保護者の方々にも関心を抱いて下さり嬉しく思います。
野の花に紛れて蝉の抜け殻もついてきました。保育園の近くの散歩ルートにある大阪ふれあいの森にもたくさんの蝉の抜け殻を発見し、蝉の鳴き声もよく聞こえてきます。
子どもたちにそっと近くに置いてみると、「なに?」「触ってみたい」「見ているだけにする」と様々な興味の示し方が見られました。
日頃、虫の図鑑を見て様々な虫の名前を言葉にしているそら組さん。
図鑑を手にして「蝉の抜け殻なの?」と不思議そうに観察し、指先でそっと触れる姿がありました。
子どもたちの「触れてみたい」「見てみたい」「なんだろう」という好奇心を大切に、さりげなく経験できる環境を整えていきたいと思います。