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2020.05.01

ほし組の発達段階について

今日から5月に入りました。日中は汗ばむ陽気の日もありますが、お休み中はどのように過ごされていますか?

5月の行事といえば、「こどもの日」があります。子どもの日とは「端午の節句」を思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、「こどもの日」と「端午の節句」は別の行事とも言われています。こどもの日とは「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福を図るとともに、母に感謝する」ことが趣旨とされています。男の子、女の子関係なく、ご家族みんなでお祝いしてみてはいかがでしょうか。

今回はほし組の発達段階についてお話いたします。今の時期の子どもの発達は個人差が大きいです。一人ひとりの子どもの発達過程を踏まえ、遊びの内容を考え、

構成した環境の下、遊びの中で、這う、立つ、歩くなど体を動かすことの楽しさを経験します。十分に体を動かすことのできる空間を確保するとともに、子どもの個人差や、興味、関心に沿って、環境を整えていきたいと考えています。

ご家庭で過ごす時間が多いかと思いますので、お子様の身体の動きをじっくり観察しながら、たくさん触れ合えたら良いなと思います。

<ずり這い>

うつ伏せの姿勢で、腕を使って胸を上げられるようになると、足指の蹴り、腕の力で前進するようになります。この時期には前方に興味ある遊具を置いたり、大人の手のひらで足の裏を固定して、蹴りを体感させてあげましょう。

こちらは、プラステンに紐を通した玩具です。保育園ではこのような玩具にも興味を持ち、手を伸ばす姿が見られます。

<腰を上げる~這い這い>

身体の重心を少しずつ移動させ前進し、腰が高い位置になると這い這いの兆しが見えます。頭とお尻を持ち上げ、両手両足で自分の身体を支えることができるようになってきます。腹ばいの時より視点が高くなることで、外界への興味、関心が増していきます。這い這いは歩行に進む前の大切な発達過程です。前方から名前を呼んだりしながら、たっぷり這い這いを体験できるようにしましょう。四つん這いになって足裏と手で移動するようになるとつかまり立ち、伝い歩きへと繋がっていきます。

運動遊びができるようにこのようなマットもあります。

<つかまり立ち~伝い歩き>

棚等につかまって、重心を移動させながら立ち上がろうとします。この時期は転倒の恐れがあるので、周囲は安全かどうか確認が必要です。つかまり立ちの時、足先がまっすぐ前へ向き始めると、歩行の始まりと考えられます。つかまり立ち、伝い歩きを繰り返すうちに、足の筋力、背筋力、バランス感覚が発達していき、同じ体制を保つことができるようになります。

立って、手が届く高さに壁掛けの玩具を設置しています。また、お座りしていても遊べる高さになっています。

身体を動かすことに喜びや心地よさを感じられるよう、一人ひとりに合った環境を整えていき、ご家族の方と共に、成長を見守っていきたいと思います。