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2020.06.01

その他の遊び(廃材製作)について

今回は、5つの遊びのカテゴリーの中の「その他の遊び」の、廃材製作について、幼児クラスでの遊びと共に紹介したいと思います。

     

この頃、ゲームや既存の遊び道具等、便利なものがどんどん増えてきていますね。そんな中ですが、保育園生活では子どもが自分で考え、試行錯誤する経験ができる環境を大切にしています。

   

3、4、5歳児の各クラスには、廃材製作のコーナーがあり、こどもが作りたい時に自由に、自分で考えて製作できるようなコーナーを作っています。トイレットペーパーの芯、卵のパック、トレー、紙袋、お菓子等の箱等、普段何気なくゴミにして捨ててしまいがちなものですが、子どもたちは大事に手に取って、製作を始めています!!

   

では、製作の一部を紹介します。

牛乳パック、トイレットペーパー、トレーを使ってゆめ組の男の子が作った剣です。
トレーを二つ組み合わせ、剣が入るようになっています!

内側のトレーには両面テープを貼り、自分の体に装備できるようにしたようです。

ラップやトイレットペーパーの芯、ペットボトル、
色々な組み合わせ方を考えて
剣やハンマー、鉄砲にしていたゆめ組さんの男の子。
同じ素材でもいろいろな形にする組み合わせ方、アイデアがさすがですね★
卵パックに細かい折り紙を入れ、チョコレートの入れ物にするひかり組の女の子。
お友だちにあげて一緒に食べたり、持ち運んだりしていました。

最初は何を作ろうか、何の素材で作ろうかと考えるところから始まります。自分の思いを実現させるにはどうしていくといいか考え、そのような経験を重ね、自分なりに素材を活用して工夫している様子がみられます。

        

ハサミ、のり、セロハンテープ等の道具を使い、試行錯誤しながらイメージを形にする過程を楽しんでいます。手先の使い方、加減の仕方等も少しずつ身についていきます。作った作品を遊びに取り入れ、遊びを発展させている姿もあります。

          

また、ロッカーの上には、一人一人の思いがこもった作品を入れておけるよう、自分の作った作品を入れるボックスを設置しています。自分のものとしての意識が高まり、作品を大切にしている子どもたち。

 

自分のイメージしたものを考えながら製作をしたり、経験や目にしたものを形にし、工夫していくことで、発想力、思考力、非認知能力が育っていきます。思い思いの活動から楽しさや満足感を得ています。保育者はこども一人一人の発想を大切に見守り、深く介入しすぎず、時に援助しつつ、受容的な関わりを心掛けています。

    

廃材をご家庭から持ってきていただき、ご協力ありがとうございます。

  

   

何か製作で使えそうなものをお子さんと発見した際には、気軽に園に持って来てくださいね♪ ご家庭で製作を楽しんでみるのもいかがでしょうか☆