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2020.05.30

お人形

 園には、子どもたちひとりひとりの「赤ちゃん(お人形)」がいます。子どもたちが、周囲の大人からしてもらっているのと同じように、自分の「赤ちゃん」のお世話をすることで、自分に注がれてきた愛情を確認することができるといわれています。また、愛情は受け取ることで、他者へ返していけるため「赤ちゃん」のお世話を通して、周囲の人への愛情も育むことにつながっていくといわれます。

 手作りのため、顔や髪形、体系など、どれも同じものはなく「自分だけの赤ちゃん」になっていて、子どもたちが遊びながら、イメージをしやすいように表情は無表情で、男の子か女の子かも曖昧になるように配慮して作っています。

 今年も職員が一つ一つ手作りをした赤ちゃん。子どもたちは、すっかりママ、パパになったようで、抱っこしてあやしたり、おむつを替えてあげたり、ミルクを飲ませてあげたりと優しくお世話をしています。また、お昼寝の時は、同じベッドで一緒に眠ることで、子どもたち自身も安心して入眠できるようです。

 現在は、登園数も少なく、ほとんどの赤ちゃんがお世話をしてくれる子どもたちを待っています。子どもたちがみんな元気に登園するようになったら、また、たくさん遊んで、たくさんお世話をしてくれることと思います。