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2020.05.22

お人形遊び

  今回は、お人形遊びについてご紹介いたします。  

 お人形は、1・2歳児クラスで導入しており、子どもたちと同じ16名ずつクラスに設置しています。よくお人形の姿を見てみると、瞳の色や髪の毛に違いがありますね。この中から子どもたちが自分で見つけたお気に入りのお人形を“自分の赤ちゃん“として触れ合うようになっていきます。

 お人形遊びを取り入れている意図として、社会における人間関係の基礎を遊びの中で経験したり、家庭の中での模倣遊びを実践し体験したりできる場として、環境の中に取り入れています。

 子どもたちは日々の生活の中で体験したことを、おままごと遊びやお人形遊びで再現しようとします。その時大切になってくるのが、私たち大人との関わりです。子どもたちのその時々の感情から、お人形の表情が笑っているように見えたり、泣いているように見えたり感じます。その時、自分が笑っていた時はどんな時だったのか、泣いていた時はどんな時で、大好きな人にどう関わってもらったかを連想します。そして、自分が身近にいる大人から受けた温かい関わりを、自分の赤ちゃんに対して同じ声掛けや行動で示し、大切に関わることで、徐々に人や物を大切にしようとする気持ちが生まれてくるのです。

 子どもが赤ちゃんにしてあげている声掛けや行動を見てみると一生懸命でとっても愛らしく感じます。私たちも赤ちゃんに対して、子どもたちと接する時と同様に丁寧な関わりをしていきますね。また、赤ちゃんに愛着がわいてくるにつれて、「もっと一緒にいたい」と感じるようになります。赤ちゃんはご自宅に一緒に連れて帰ることも可能ですので、その際は担任にお声がけ頂き、是非お家でお子様と一緒に遊んでみてください。