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2020.11.07

11月の室内装飾

今月のテーマは立冬です。里芋、みかん、赤飯、山茶花(さざんか)を飾っています。

11月7日は立冬です。暦の上ではこの日から立春の前日までが冬になります。立冬は二十四節気のひとつで、冬が立つと書くように空気がぐっと冷たくなり冬の気配を感じられるようになります。火を使い始める時期なので鎮火祭を行う寺社もあり、鎮火祭では里芋やみかん、魔除けの赤飯をお供えするそうです。乾燥する時期でもあるので火の取り扱いには十分注意していきたいですね。

 

また、七十二候では「山茶始開(つばきはじめてひらく)」と書いて山茶花が咲き始める時期となっています。椿の花とよく似ていますが、先駆けて咲くのは山茶花です。ピンクや白のとても綺麗な花を咲かせているため、ぜひご覧になってみてくださいね。

 

子どもたちと装飾を観察しました。

ほし組さんは「これは何だろう?」と繰り返し触って感触を確かめていました。落ちた山茶花の花びらを並べたり、細かくちぎっている子もいましたよ。

つき組さんはいつも行っている散歩先にみかんがあることを思い出したようで、「みかんだ」と言ってたくさん触っていました。ふくれみかんと普通のみかんの大きさが違うことに気づき、近くに持っていって大きさを比べていました。山茶花のめしべが気になって引っ張ったり手に持って観察していました。ほし組さんとつき組さんは落ちた花びらを戻そうとする姿もありましたよ。

そら組さんはみかんを半分に切ったものを用意し、中身を触ったり観察ができるようにしました。みかんや里芋を包丁の玩具で切ろうとしたり、鍋に入れて料理をしたりとままごと遊びに取り入れていました。みかんが落ちた時のポトンという音が面白かったようで、何度も落として音を楽しんでいました。山茶花の葉っぱを取ってみたり、花びらが落ちた時には花びらを大事そうに持つ姿もありましたよ。

 

この時期になると、昼夜の寒暖差の影響で体調を崩してしまうことがあるかと思いますが、「この季節に収穫されたものを季節に合った調理法で食べること、それが寒い冬を乗り切る最良の方法である」と言われています。体を温める効果のある食べ物として、しょうが、かぶ、かぼちゃ、ねぎ、にんにく、キャベツ、ごぼう等が挙げられます。温野菜やお鍋を食べて体を温めながら、バランスの良い食事を心がけて寒い冬を乗り切っていきたいですね。