2025.03.03
☆食育体験(きのこに触れてみよう!)☆
1歳児クラスと2歳児クラスでは食育体験の一環として、きのこほぐしをしました。食事をしながら「これは、何?」「これはね、しめじというきのこだよ」「おいしいね」と会話をしてきました。ほぼ毎日きのこを食べていますが、調理前はどのような姿であるのかよく知らないかもしれませんね。1歳児クラスでは「しめじほぐし」を、2歳児クラスでは「エノキほぐし」をしました。
★1歳児クラスの様子
園長先生がザルの上にしめじを乗せて保育室に持ってきてくれました。「なんだろう!?」とすぐに気付いた子ども達は園長先生の元に集まりました。
このしめじは今日の給食に使うのでみんなに手伝ってもらいたいこと、しめじの割き方等、園長先生からお話がありました。お話を聞きながら目の前にあるしめじを触りたくて、自然に手や体が動きます。保育者の手本を見ながら自分なりに工夫して割いていきます。数本ずつ割き、もっとやりたいので更に細かく割いていきます。思いついたかのようにフライパン等の調理道具の方へ行き料理しようとしたり、かさを全て取っていったり、1本ずつ丁寧に割いては机に並べてずっと見ていたり、触ることに慎重な姿をみせたり・・・様々な姿を見ることができました。割いたしめじをザルに戻し調理室に届けてもらいました。給食の時間になると「あれ、あのしめじは!?」「どこいった?」と探します。その声を聞いた子ども達も皿の中を探し始めました。「あった!」「おいしいね」と会話も食も進みました。
★2歳児クラスの様子
2歳児クラスでは、しめじよりも細いエノキを割く体験をしました。エノキの割き方を見せると子ども達は意欲満々で取り組みます。1本1本丁寧に割いたり、勢いよく束でむしってみたり、かさだけを取っていったり指で割きながら感触を知ります。カサの部分がベタベタしたので指先に付けて持ち上げてみたり、割いたエノキを束にして「お花みたい」、小さなエノキは「かわいい!赤ちゃんみたい」と表現している子もいました。割く度にエノキの独特な香りが強くなります。その香りに手が止まる子もいましたが「いい匂いがする」と一人の子どもが発言すると、匂いを感じた子どもも「そうだね」と言っていました。エノキほぐしの体験では、子どもの素直な感覚や思いが自然に出る瞬間を待ち、その表出に共感し受け止めることで更に表現したくなったり、それを見ていた子どもも自分なりの言葉で表現するなどの楽しさも感じられたと思います。
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今回は初めてキノコほぐしを体験してもらいました。食事への意欲へつながるように今後も季節の野菜などいろいろな野菜に触れる機会を作っていきたいと思います。