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2025.01.16

【1月室内装飾】お正月

お正月には「年神様」と呼ばれる神様が、家々を訪れるとされています。年神様は、お正月を迎える人全てに御利益を授けてくれる神様です。

鏡餅は、神様へのお供え物として捧げられるお餅のことで、大小2段で月と太陽、陰と陽を表しているそうです。福徳(幸福と財産)が重なって縁起がよいと考えられており、円満に年を重ねるという意味も込められているといいます。

しめ縄は、不浄なものを家に入れないようにする結界や厄払いの意味があり、飾った場所を神聖なものにする効果があります。

玄関には鏡餅としめ縄飾りを飾りました。

 

ほし組は装飾に気が付くとそばに近づき「これ?」と指をさしたり触りたいことを仕草で伝える姿がありました。「これは鏡餅としめ縄だよ。お正月に飾るんだよ。」「どんな感じがするかな?」と言葉を掛けながら一緒に触れていきました。鏡餅の上に乗っていたみかんを見ると「かん!」とみかんに気が付いて手を伸ばす姿もあり「みかんだね。いい香りがするね。」と言葉を掛けると匂いを嗅いでみたり、お友だちにも「どうぞ」と鼻に近づけ、笑い合う姿も見られました。

 

つき組の子どもたちは、「何、何ー?」と装飾が見えると興味を示す姿がありました。「鏡餅は神様にお供えするんだよ」と伝えると難しかったようで、「神様にどうぞって渡すんだよ。」と伝え直すと、「どーぞ、する!」と鏡餅を三方に乗せてあげる姿が見られました。また、正月飾りの藁の部分に触れ、感触を楽しむ姿もあり、「サラサラ音がするね。」と五感を使って装飾を楽しみました。鏡餅に飾られていたみかんを見つけると「みかん!みかん!」と指をさしたり、匂いを嗅いだり、少し食べたそうな様子もあり、様々な表情が見られました。季節の物や行事を身近に感じられるよう、図鑑でおせち料理をみたりし、興味が深められるよう関わっていきました。

 

そら組では、室内に装飾を持ってくると「わー、これは何?」「大きいね」「みかんがある!」と興味を示す姿がありました。“お正月に神様がお家に来る目印にしめ縄を飾ること”や“鏡餅は神様にどうぞするお供え物”であることを伝えると「これが鏡餅?」「神様が来るの?」と興味津々で装飾を観察していました。「お正月」という言葉を聞いて自ら「おめでとうだね。」と言い、「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!」と皆で挨拶をする姿やお正月にどのように過ごしたかを子どもたち同士でやりとりする姿も見られました。子どもたちの興味に寄り添いながら日本の伝統文化に触れ、経験と繋げながら親しみが持てるように関わっていきました。