NEWS

お知らせ

View More

2024.12.24

【12月室内装飾】冬至

今回は、12月の室内装飾「冬至」についてご紹介します。

冬至とは1年で夜が最も長く、昼が短い日です。冬至を境に運も上昇するとされているので、かぼちゃを食べて栄養を付け、身体を温めるゆず湯に入り無病息災を願いながら寒い冬を乗り切る知恵とされています。柚子は冬至に柚子湯に入ると風邪をひかない・病気にならないといわれています。また、柚子の強い香りが厄を落とす・邪気を取り除くという考えもあったようです。かぼちゃ(南瓜(なんきん))は、運盛りといい、「ん」の付く食べ物を食べると運気が上がるといわれています。小豆は持つ赤色は邪気を寄せ付けない効果を持つ色と考えられていました。お米に小豆を入れて煮込んだ小豆粥は別名「冬至粥」ともいいます。

玄関には、かぼちゃ・柚子・小豆を飾りました。

 

ほし組では、12月の装飾に気付くと指差しや「あった!」と言い、「なんだろう?」「触りたい!」と興味をしめす姿がありました。実際に触れ観察をしてみると、柚子を両手でぎゅっと持ち匂いを嗅いでみたり、「あーむ」と食べる真似をしたりする姿がありました。小豆はカシャカシャと音が鳴ることが楽しいようで「ばぁー!」と床に落とす姿やぐるぐると手で混ぜることを楽しむ姿が見られました。かぼちゃを両手で持ってみると、かぼちゃの大きさや重さに驚く表情を見せる子どもたち。「大きいね!」「重たいね!」と気持ちを代弁しながら関わり、季節の食材や行事に親しみや興味を持てるよう関わっていきました。

 

つき組は、かぼちゃや柚子、小豆を見ると手を伸ばし、「触りたい。」と子どもたちから興味を示す姿がありました。固いかぼちゃはポンポンと優しく叩いてみたり、柚子は匂いを嗅いでみたりと、五感で季節の食材に触れました。小豆はツブツブした感触やシャカシャカと触れるたびに鳴る音に「音がする。」と発見を言葉にする姿が見られました。子どもたちの気付きに共感し、食材の興味が深まるよう関わりました。

 

そら組では散歩から帰ってきた際、装飾に気付くと「これ何?」「大きいね!」「かぼちゃだ!触りたい。」と伝える姿がありました。保育室へ持ってきて実際に近くで見て見ると、「固い!」「重たい!」と感じたことを言葉にしたり、柚子の匂いを嗅ぐ様子が見られました。冬至についての話を伝え、「ん」が付く食べ物は運気が上がることを話すと、『「ん」が付く食べ物って何だろう?』と言い「だいこん」「みかん」「れんこん」と子どもたちなりに考え答える姿がありました。子どもたちが意欲的に伝える姿を受け止め「そうだね。「ん」がついているね。」と共有していき、「他にもあるかな?図鑑で見てみよう!」と興味を深められるよう関わっていきました。子どもたちに文化や伝統について分かりやすく伝え、身近に感じられるよう今後も関わっていきたいと思います。