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2024.12.19

12月の装飾と寒天遊び

今週は12月の装飾とそら組の寒天あそびの様子をお伝えします。

12月の装飾のテーマは冬至でした。ゆずとかぼちゃを飾っています。

冬至とは、1年で北半球での太陽の位置が最も低くなる日のことです。つまり1年で最も昼間が短く、夜が長い日です。この日から日照時間が長くなり、また太陽がちょうど真南くる「南中」の高さも1年で一番低くなります。日本の冬至には、かぼちゃを食べる習慣があります。昔の日本では、冬は野菜などの食料が乏しい時期でした。また寒さを乗り越えられるかの不安をなくすために、無病息災の行事が行われ、そのお供え物のひとつがかぼちゃだったと言われています。かぼちゃは保存がきくので、冬の貴重な栄養源とされてきました。1年の節目である冬至の日に大切に貯蔵され、完熟したかぼちゃを食べるようになったそうです。

他にもゆず湯に入る習慣もありますね。日本では、昔から強い香りがする植物で邪気を払う禊(みそぎ)が行われてきました。禊とは、体を清めて厄払いすることです。端午の節句の菖蒲湯などもそうですね。ゆずは病気に強く長寿の長い木に実ることから無病息災や長寿の願いを込めてゆず湯に入るようになったそうです。

 

そら組では玄関に飾ってあることに気が付き、保育室でも触れてみました。

かぼちゃの中身も気になるとのことで調理室で切ってもらい、かぼちゃのワタや種を取り出し観察していました。

ワタを触り、「先生も触ってみて」「くっつくよ」など教えてくれる姿も見られました。じっくりと感触を確かめていましたよ。

 

片栗粉に続いて今度は、そら組では寒天で感触遊びをしました。

午前中は、洗面器に寒天の粉を入れ、粉の状態を確かめました。粉がゼリーのように変化することを伝えると、「なんで?」と、興味津々で午後に触れることを楽しみにしていました。

おやつ後、固まった寒天に触れると、「うわー、ゼリーみたーい」、「ヌルヌルしてつかめないよ」など、それぞれが感じとった事を言葉で表現していました。

 

また、四角のまま少しずつ崩して感触を確かめたり、一気に潰して指の間から出てくる寒天の感触を楽しんでいました。

 

あまり触れた事のない感触に不思議さや面白さを感じながらも、少し冷たい寒天にみんな興味津々でした。

 

子ども達の反応も様々で面白いですね。指先から様々なことを感じ取り、「もっと触りたい!」と目を輝かせている子やじっくり感触を楽しんでいる子もいました。

感じた事や興味を持ったことに寄り添い、丁寧に子ども達と関わっていきたいと思います。