2024.11.16
食育 ~つき組・そら組の様子~
つき組・そら組では、給食に出る食材の調理工程を一部体験してみる機会を作っています。
つき組さんは、人参を土から掘るところから始めました。人参が土に埋まっていると分かると、「あったー!」と掘ってみようとする子がいたり、土を払おうとする子がいました。水で洗う際も保育者を模倣して、ゴシゴシと手でこすって人参がきれいになるよう洗っていました。土に抵抗があった子も、水で洗う工程では、意欲的に取り組む姿が見られました。
りんごでは、保育者がりんごは野菜か果物か質問してみると、「やさい!」と答えていました。
そこで、『やさい』と『くだもの』の絵本のどちらに載っているか子どもたちと確認してみることにしました。すぐに教えてしまうのではなく、子どもたちと一緒に考える時間も大切にしています。
皮をむくと少しぬるぬるすることや半分に切ってみると種があることを知る経験もでき、五感を使って楽しんでいましたよ。
そら組さんが一番興味を持った食材は、さつまいもです。
さつまいもについた土を落とすために、タライの準備から子どもたちと行いました。その際に、外が肌寒いことに気づき、「上着も着よう」と見通しを持って行動する姿にそら組さんの成長を感じました。始めは、タライの中で、さつまいもを転がして土を落とそうとしていた子どもたち。保育者が手で擦りながら洗う姿を見て、擦って洗った方が汚れが落ちることに気づき、洗い方を模倣する場面もありました。洗ったあとのタライの水が薄い紫色に変化していることも発見し、色々な発見を楽しむそら組さんの姿が見られました。
乳幼児期の食事は体の成長はもちろん、味覚や脳の発達、食習慣を身につけるとても大切な時期です。実際の食材に触れ、調理工程を体験してみることや友だちや保育者と一緒に食べる楽しさを味わう経験を重ねる中で、自分で進んで色々な食材を食べようとする意欲を育んでいきたいと思います。