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2024.11.16

感触遊びの様子

今週は各クラスの感触遊びについてお伝えします。

 

 

 

【ほし組】

初めて見る小麦粉粘土に少し怖さを感じているような表情を浮かべていました。「小麦粉粘土って言うんだよ」と伝えながら、丸めたり千切ったりと保育者が目の前で触っていくと不思議そうに観察をしています。目の前で次々と形が変わっていく小麦粉粘土に興味を持ち、”触ってみたい”と掴んでみようとする姿が徐々に見られていました。安心できる保育者が触れている姿から、”怖いものではない”と感じたことで手で触るだけでなく、足で踏んで感触を確かめてみようとする様子もありましたよ。

「手にくっつくね」「柔らかいね」などと子どもたちが感じているであろうことを代弁しながら、自ら触ってみようと手を伸ばす姿を見守っていくようにしています。

 

粘土になる前の小麦粉へ興味を持つ子も見られ、サラサラとした小麦粉に触れると”おっ?”と不思議さや面白さを感じている表情を見せています。

 

【つき組】

色に興味を持つ姿に合わせて絵の具遊びを行っています。最初は指先に少し色を付け、点や線を描くことを夢中で行っていた子どもたち。絵の具の感触に慣れてくると、掌全体に絵の具を付けて手形を付けたり、紙の上に絵の具をたっぷりと置いて、両手で捏ねるように塗り広げたりとぬるぬるとした感触を楽しんでいます。腕にまで塗り広げてみる子もいました。

 

遊ぶ中で絵の具同士が混ざると色が変わることに気付く姿も見られています。皿や紙の上で絵の具を混ぜて色の変化を楽しみ、「ピンク作りたいの!」と自分の好きな色を作ってみたいと思いを伝える子もいました。保育者と一緒に色を混ぜて好きな色ができると嬉しそうに笑顔を見せていましたよ。

 

時間が経ち、絵の具が乾き始めると、粘り気が増してくることから、手形を付けた時に紙が手に貼りつく感触の面白さを感じている姿もありました。また、絵の具が乾いてしまうと、手に色が着いているのに紙に触れても色が移らなくなることに不思議そうな表情を見せています。

 

【そら組】

土遊びをじっくりと行う姿から、遊びが広がっていくよう水も用意し泥遊びを行いました。両手で混ぜながら、サラサラとした感触から次第に重く固まていく様子を観察しています。水分が含まれ重くなることで混ぜる際に力が必要になることに気付く姿もありました。土と泥の違いを夢中になって確かめていた子どもたちです。

 

 

また、そら組では、各保育室にはどんな色があるのか探しにいき、発見を楽しむ姿も見られ、色への関心が深まっていることから絵の具遊びも行っています。

朝の会で絵の具を混ぜると何色になるのか子どもたち同士で考えながら、活動への期待を高めていく姿がありました。友だちの手元やパレットの色を見て、「どの色を混ぜたの?」とやりとりをしながら、絵の具の感触の面白さだけでなく、この色を作ってみたいという目的を持って取り組む様子が見られていましたよ。

 

 

触れることは周囲の環境と関わり、自分を取り巻く世界について知るための必要な手段となります。そのため、手に付くベトベト感、ぬめり、冷たさなど様々な素材に触れて、感触を確かめたり、感じたことを共有したりする時間は子どもたちの感性を育む大切な機会となっていきます。

園では引き続き、様々な感触遊びを取り入れながら、子どもたちの発見、感動に寄り添っていきたいと思います。