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2024.11.15

そら組の朝の会

日が暮れるのが一段と早くなり、朝晩の冷え込みに晩秋の訪れを感じます。

今週は室内装飾とそら組の朝の会の様子を紹介します。

 

11月の室内装飾のテーマは【七五三】です。

七五三の由来には諸説ありますが、平安時代の頃から宮中で行われていた3つの儀式が基になっているそうです。現代に比べて医療の発達が未熟で衛生面もよくなかった昔は、子どもの死亡率がとても高く「7歳までは神のうち(神の子)」として扱われ、7歳になって初人として一人前であると認められていました。子どもが無事に育つことは大きな喜びであり、親として健やかな成長を願わずにはいられないものでした。それゆえ、3歳、5歳、7歳の節目に成長を神様に感謝し、お祝いをしたことが七五三の由来とされています。

千歳飴は「千歳(ちとせ)」という言葉には「千年」「長い年月」の意味があります。また、千歳飴の細長い形状や、引っ張るとどこまでも伸ばせる性質から「細く長く」「長寿」が連想され、千歳飴には「細く長く粘り強く、いつまでも健康で長生きしてほしい」という意味が込められています。

子どもたちも自分たちが経験した事を思い出したり、図鑑をみたりする姿が見られました。「赤いの着た!」「写真撮った!」と言葉で伝えてくれています。子ども達の話したい、聞いてほしいという気持ちを大切にし、保育者は丁寧に受け止めています。

装飾:千歳飴

 

そら組になってから、一日の見通しが持てるように朝の会を行っています。名前を呼び、保育者と人数確認をし、みんなで朝の挨拶をしています。1日の活動の流れや、安全に過ごす為の約束事も、子ども達の興味のある話から伝えられるようにしています。

朝の会も定着してきて子ども達から「おはようございます。しよう。」と、声を掛けてくれることが増えました。保育者に名前を呼ばれると、しっかり手を挙げて返事を返す姿もあります。今日の天気や過ごし方など、子ども達に聞きながらやり取りも大切にしています。また、子ども達が先生になりきり「〇〇ちゃん」、「〇〇くん」と、名前を呼ぶ姿や、約束事を子ども達から伝えようとする姿も見られるようになってきました。「お部屋は歩く。」、「公園までは先生と手を繋ぐ。」など、その日の活動に合わせて約束事を考え、伝えてくれる子もいます。子どもたちと一緒に考えたり、伝えようとする姿を大切にしています。

 

最近では、散歩へ行った時の暑さ、寒さを想像したり思い出したりしながら、秋になった事や冬に変わっていくことを保育者と言葉にし、季節感を感じられるようにしています。

朝の会を行う度に子ども達の気付きが増え、言葉で伝えようとしてくれる姿に成長を感じます。子ども達の興味・関心が広がるように関わっていきたいと思います。