2024.11.11
秋の野菜に触れる
十三夜でお供えした野菜を切ってもらい、季節の野菜に触れました。今回はその時の様子についてお伝えします。
十三夜でお供えした野菜を調理の先生に切ってもらったことを伝え、”れんこん”,”さつまいも”,”柿”を保育室に運びました。
切られた野菜を見ると「何これ?」と興味津々で触り始めました。
「これは?」「れんこんだよ。穴空いてるね」「これは?」「さつまいもだよ。昨日の給食のおみそ汁に入ってたね」等、疑問を保育者に聞きながらやりとりをしたり、匂いを嗅いでみたり、並べてみたり、れんこんの穴に指を通してみたり等、各々五感を使って野菜に触れていることが伝わりました。
中には、無言でさつまいもの皮をむく子もいました。とても集中していることが伝わり、印象的でした。また、積み木のように縦に積んでみる子、転がしてみようとする子など様々で、思う存分観察と実験を楽しんでいました。ままごと用の包丁で野菜を切ってみようとする姿もあり、どんどん発想が広がっていく様子が見られました!
園庭では”栗”と”枝豆”を触りました。
保育者の声掛けで栗と枝豆があることに気づきます。興味津々に触ってみる子がいたり、”なんだろう?”と、おそるおそる触ってみる子がいたりと、様々な姿が見られたほし組さん。夏にお家で枝豆を食べていた経験から、夢中になって保育者と枝豆の皮をむき、皮と豆を分ける姿がありました。”つぎはこれ”とでもいうように次々に保育者に枝豆を渡す姿が微笑ましかったです。
また、栗同士をぶつけて音を鳴らして楽しむ姿もありました。
つき組さんもほし組さんや保育者と一緒に枝豆の皮むきをしました。「○○ちゃんこれやって」と、ほし組さんに枝豆を渡す姿もあり、可愛らしかったです。また、ほし組さんと一緒に栗や枝豆を水が入ったタライに入れてみたり、コップやお皿に入れて「どうぞ、甘いよ」と、新たな食べ物に見立てて渡してくれたりと思い思いに遊ぶ姿がみられました。
そんなつき組さんの姿に気づいたそら組さんも「何それ?」と集まってきて、枝豆をむき始めます。何度も繰り返しむいていると、枝豆がぴょんっと皮から飛び出てきて「キャー!」と笑顔で驚く姿もありました。
くりにも気づくと、中身が気になるようで、「先生!割ってみよう!」と誘ってくれました。割って中をみると、優しく触りながら「茶色だね」等気づいたことをつぶやいていました。栗の中身や出した枝豆はお皿に入れて、くりや金木犀と一緒に混ぜてままごとの材料として使っていました。
満足するまで野菜に触れることができ、今まで以上に野菜への興味を広げる機会になりました。今後もこのような機会を積極的に作っていきたいと思います。