2024.10.18
【10月室内装飾】十三夜
今週は、10月の室内装飾“十三夜”についてご紹介します。
十五夜の後には、「十三夜(じゅうさんや)」という日本古来のお月見の日があります。新暦では、十五夜と同様に十三夜も毎年ちがう日になります。十五夜は新月から数えて15日目で満月、もしくは満月に近い月。同様に十三夜は新月から数えて13日目で、満月には少し欠ける月です。十五夜と対をなすのが十三夜。この2つを合わせて「二夜の月」とよびます。お供え物としてススキ用いられますが、ススキは稲の穂に似ているため飾られるそうです。玄関には【月見団子と花】を飾りました。
ほし組では、保育者が装飾である月見団子と栗を用意すると興味を示し、近づいてみたり指差しをする姿が見られました。子どもたちのそばに月見団子と栗を置いてみると、月見団子を人差し指でつつくように触れてみたり、栗をころころと転がしてみたりする姿が見られました。「月見団子、モチモチしているね。」「おいしそうだね!」「栗がコロコロ転がって面白いね!」等言葉を掛け共感するように関わりました。子どもたちの発見や様子を保育者が言葉で表し、興味を深めて行くことが出来るように援助していきました。
つき組では、満月よりも少し欠けている十三夜という日に、収穫への感謝の気持ちを込めて団子や栗等の季節の物を飾ることを分かりやすく伝えながら装飾を見ていきました。団子に触れると「ペタペタ!」と感じたことを言葉にし、感触を楽しみながら触る姿がありました。栗はコロコロと転がしてみたり、手で握る姿がありました。保育が植物図鑑をそばに置くと、子どもたちは「これどこ?」と栗を探していました。栗のページを見つけると「あった!」と実物と見比べていました。「栗っていうよ。秋になったらなる木の実だよ。」「今度公園に探しに行ってみよう。」と子どもたちの興味を受け止めて関わっていきました。
そら組では、10月の室内装飾の月見団子作りを行いました。保育者が朝の会でお団子作りをすることを伝えると「作りたい!」と興味を示す姿がありました。白玉粉に触れると「さらさらしてる。」「ふわふわだね。」と感触を伝える様子も見られました。水を加えていくと「かたくなってきた!」「粘土みたい。」と感触が変わったことに気付き、自分なりの言葉で伝えていました。「コロコロしてお団子の形にしてみてね。」と伝えて見せると保育者の真似をし、手の平で転がす姿がありました。調理さんに茹でてもらいお団子が出来上がると「ぷにぷに!」「手にくっつくね。」と表現し、感触を楽しむ姿に「そうだね、ぷにぷにしてるね。」と共感しながら関わっていきました。また、栗に触れると「どうやって食べるの?」と興味を示していました。お月見の時には収穫への感謝の気持ちを込めて秋の収穫物である栗や豆をお供えすることを伝えると「ありがとう!」と言う様子も見られました。行事への理解が深められるよう、体験できる機会を大事にしながら関わっていきます。