2024.10.17
調理体験(そら組)
最近、そら組さんは給食の準備のお手伝いをしています。今回はその様子についてお伝えします。
ある日の朝の会で、調理の先生のお手伝いをすることを伝えました。そら組さんは興味津々で「何?何?」と聞いてきます。保育者が「まず、調理の先生に小松菜をもらいに行って、皆が食べられるように小さくちぎって、また調理の先生に持って行って味付けしてもらおう」と、一連の流れを話すと「この前お手伝いしたんだよ」と、お家での経験を思い出して教えてくれる子がいました。
調理室に行って調理の先生から小松菜をもらい、保育室に戻ると、まずは触って感触を確かめてみたり、観察して「これどうしたらいいの?」と保育者に聞く子もいました。保育者が「こうやるんだよ」と実際にちぎって見せると、「そうやってやるんだ」「なんか匂いするよ?」と言いながら思い思いにちぎり始めます。茎の部分を折るとプシュッと水分が出てきて、「お水出てきたんだけど、どこ?」と、どこから水が飛んできたのか分からず驚く姿がありました。保育者が小松菜から出てきたことを伝えると、「え?」と不思議そうにしていました。
ちぎることに慣れてくると、「これくらいなら赤ちゃんも食べられるかな?」と、食べる子のことを考えながらちぎるサイズを意識する姿もありました。
ちぎり終わった小松菜を柔らかくするために保育者がお湯をかけます。小松菜がしんなりしていく様子や匂いが立ち上がってくることに気づいて「柔らかくなってきた!」「いい匂い!」と伝えてくれました。
お湯を切った後、調理の先生に味付けをしてもらおうと小松菜を調理室に持っていきました。皆でボウルを持って「お願いします!」と調理の先生に渡しました。
給食の時間になりました。小松菜がサラダになっていることに気づくと、苦手な子たちも一口食べてみようとする姿が見られました。苦手な小松菜。苦みを感じて終わりにする子もいれば、「おいしい!」と、どんどん食べ進める子もいました。
小松菜の他にも、玉ねぎの皮むきや、きのこをちぎるなど簡単な下準備のお手伝いを楽しんでいます。
最近では「この前ちぎった小松菜だね」「朝むいた玉ねぎだ!」など気づきを言葉にしながら、苦手な食材にも一口挑戦してみる姿がよくみられるようになりました。
これからも環境を整え、給食のお手伝いを続けていきたいと思います。