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2024.10.01

【9月室内装飾】彼岸・秋分の日

今回は9月の室内装飾“彼岸・秋分の日”について紹介します。

 

二十四節気の一つでもある秋分の日は、太陽が真東から昇って真西に沈む日で、昼夜がほぼ同じ長さになります。秋分を過ぎると残暑も少しずつやわらぎ、冬に向けて段々と夜が長くなっていきます。この日を中心とした一週間が秋の彼岸であることから「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ」ことを趣旨として、1948年に国民の祝日として定められました。彼岸は、雑節のひとつで春と秋に2回あり、春分と秋分を中日とし、前後3日間を合わせて7日間を指します。彼岸の期間は、御萩・団子・のり巻き・稲荷寿司などを作り、仏壇に供え、先祖のお墓参りをする習慣があります。

玄関には【花・おはぎ・いなり寿司】を飾りました。

 

ほし組では、装飾に気付くと子どもたち自ら近づき、手を伸ばす姿が見られました。保育者が「お花綺麗だね。匂いはするかな?」と鼻を近づけると、子どもたちも同じように匂いを嗅いでみようとしたり、花や葉に触れてみていました。「葉っぱの形はギザギザしているね。」「花びらは柔らかいね。」等、子どもたちが感じていることを汲み取り言葉に置き換えて共感して関わりました。おはぎやいなり寿司を見ると、子どもたちは手でつまんで「ぱくっ」と食べる真似をしていました。装飾をじっくりと観察し触れることを通して、植物や食材への興味にも繋がるよう関わっていきました。

 

つき組の子どもたちは、おはぎやいなり寿司に興味を持ち、ラップの上から指で触わり押す姿や、握ろうとする姿が見られていました。菊の花にも興味を持ち、茎・葉・蕾・花、色々なところを触っていました。ちぎったり強く引っ張る姿もありましたが、保育者が「優しく触ろうね。」と伝えると、優しく触る姿が見られました。子どもたちの興味や触れたい気持ちに寄り添い、発見を共有しながら興味を深めていけるように関わってまいります。

 

そら組では、保育者がお部屋に花とおはぎ・いなり寿司を持ってくると「お花綺麗だね!」と伝える姿がありました。「ちょっと触ってみたいな。」と言い、菊の花の蕾を触ると「かたいね!」と感じたことを言葉にしていました。また、おはぎといなり寿司を見ると「これはなんだろう?」と興味を示す姿がありました。保育者が「おはぎといなり寿司だよ。食べたことある?」と尋ねると「あるよ!」と伝える様子も見られました。おはぎといなり寿司に触れると「柔らかいね。ぷにぷにだね。」と伝える姿もありました。「本当だ、柔らかいね。」と一緒に触り、感触を共有しながら関わっていきました。また、おはぎやいなり寿司はお彼岸という期間に、ご先祖様のことを想いお供えするものであることも分かりやすく伝え、日本の伝統に触れ、興味を持てるように関わりました。